後ろからパッシングするのは煽り運転ですか？

後方からのパッシング：煽り運転と急ブレーキの危険性

道路を走行中、後方から接近してくる車両にパッシングされる経験は少なくありません。パッシング自体は問題ありませんが、それが煽り運転行為に発展するケースも散見されます。

煽り運転の定義と罰則

煽り運転とは、前方を走る車両の安全な走行を妨害する行為を指します。具体的な内容としては、過度な接近、執拗な追従、幅寄せ、急ブレーキなどが挙げられます。煽り運転は重大な交通違反であり、違反者には以下の罰則が課せられます。

• 違反点数：6点
• 罰金：普通車の場合、10万円以下

急ブレーキによるあおり運転への対応

後続車が煽り行為を行っている場合、中には「急ブレーキをかけて懲らしめてやる」と考えるドライバーもいるかもしれません。しかし、この行為は危険回避以外の急ブレーキ禁止に抵触し、あおり運転とみなされる可能性があります。

車間距離が不適切な場合、たとえ意図的な急ブレーキであっても違法となります。前述のとおり、煽り運転の罰則は重いため、急ブレーキをかけることはかえって自らを不利な立場に追い込むことになりかねません。

煽り運転への適切な対応

煽り運転を受けたら、冷静に対処することが大切です。以下の対応が推奨されます。

• 安全な場所に停車する
• 警察に通報する
• ドライブレコーダーなどで証拠を残す

煽り運転は危険な行為であることを常に認識しましょう。必要以上に車間距離を詰めたり、煽ったりしないよう注意し、安全運転を心がけることが何よりも大切です。