白線は追い越してもいいですか?

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幅員6メートル以上の道路中央にある白い実線は、はみ出し禁止です。追い越しのためであっても、この線を越えて反対車線に出ることは原則禁止されています。安全な走行を心がけましょう。

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白線、越えても良い?道路上の「白い線」の意味と運転時の注意点

道路を走っていると、様々な種類の白い線を目にします。その中でも、特に運転中に気になるのが「実線」ではないでしょうか。「この実線、追い越しても良いんだろうか…?」と迷った経験のある方もいるかもしれません。今回は、そんな道路上の白い線について、詳しく解説していきます。

まず、大前提として覚えておきたいのは、道路の幅が6メートル以上の道路の中央線にある白い実線は、原則として「はみ出し禁止」であるということです。これは、道路交通法で定められており、追い越しのためであっても、この線を越えて反対車線に出ることは違反行為となります。

しかし、例外も存在します。以下の状況においては、白い実線を越えても違反とならない場合があります。

  • 緊急車両の通行を妨げないため: 救急車や消防車などの緊急車両が接近してきた場合、避譲するために実線を越えることは、緊急避難として認められます。ただし、可能な限り安全な場所に停車し、緊急車両の通行を妨げないように配慮する必要があります。

  • 工事や障害物の回避: 道路工事や落下物などの障害物があり、それを回避するためにやむを得ず実線を越える場合も、違反とはなりません。しかし、この場合も、周囲の安全を十分に確認し、できる限り速やかに元の車線に戻るようにしましょう。

  • 著しく幅の狭い道路: 道路幅が6メートル未満の道路では、白い実線の規制が緩和される場合があります。ただし、この場合でも、対向車との接触を避けるために、十分に注意して運転する必要があります。

特に注意すべき点

  • 二重線: 白い実線が二重になっている場合は、さらに規制が厳しくなります。二重線は、原則として絶対に越えてはなりません。

  • 黄色の線: 黄色の線は、駐停車禁止を示す標示です。たとえ実線であっても、駐停車は絶対に避けましょう。

安全な走行のために

白い線は、道路上の安全を確保するために設けられています。運転する際は、以下の点に注意し、安全な走行を心がけましょう。

  • 道路標識や標示をよく確認する: 白線の種類だけでなく、道路標識や標示にも注意を払い、その指示に従いましょう。

  • 周囲の状況をよく確認する: 対向車や歩行者など、周囲の状況を常に把握し、安全な車間距離を保ちましょう。

  • 無理な追い越しは避ける: 白い実線を越えての追い越しは、重大な事故につながる可能性があります。無理な追い越しは避け、安全な場所で追い越せるタイミングを待ちましょう。

道路上の白い線は、一見すると単純な線に見えますが、それぞれに意味があり、安全な走行をサポートする役割を持っています。今回の情報を参考に、より安全な運転を心がけていただければ幸いです。道路交通法を遵守し、安全運転を心がけましょう。