道交法で黄色線は何を意味しますか？

黄色の線の意味、知ってますか？ ～安全運転のための道路標示講座～

日本の道路を走っていると、様々な色の線が引かれていることに気づきますよね。その中でも、今回は「黄色い線」に焦点を当て、その意味するところを詳しく解説していきましょう。

黄色い線は、主に「⚠️注意⚠️」を促すために使用されます。その中でも、実線と破線、そして白色との組み合わせによって、それぞれ異なる意味を持つため、注意が必要です。

黄色実線：車線変更・追い越しはNG！

道路の中央線に引かれた黄色実線は、「車線変更禁止線」と呼ばれ、文字通り車線変更や追い越しが禁止されています。これは、見通しが悪く危険な場所で使用されることが多く、安全確保のために設けられています。

例えば、カーブの途中の見通しが悪い区間や、交差点付近、坂道などでよく見られます。黄色実線がある区間では、たとえ前の車が遅くても、追い越しは厳禁です。

黄色破線：車線変更はOK！ただし安全確認は必須

一方、黄色破線は「車線変更抑制線」と呼ばれ、車線変更は可能ですが、周囲の安全確認を十分に行う必要があります。実線に比べて危険度は低いものの、やはり注意が必要な場所に設置されています。

例えば、片側2車線道路で、合流や分岐がある区間などでよく見られます。黄色破線がある区間では、車線変更する際は、必ず後方や側方の安全確認を行い、周囲の車両に十分な注意を払いましょう。

白線との組み合わせにも注目！

黄色い線は、白色の線と組み合わされて使用されることもあります。この場合、左側通行が原則の日本では、原則として左側の線が有効となります。

例えば、中央線が「黄色実線と白色破線」の場合、左側通行の車両は車線変更が禁止され、対向車線は車線変更が可能です。反対に、中央線が「黄色破線と白色実線」の場合は、左側通行の車両は車線変更が可能ですが、対向車線は車線変更が禁止されます。

黄色い線を見たら、安全運転を心がけよう！

道路標示は、ドライバーに安全運転を促すための大切なメッセージです。特に黄色い線は注意を促す意味合いが強いため、その意味を正しく理解し、安全運転を心がけましょう。

最近では、高齢者ドライバーによる事故も少なくありません。高齢者の方自身はもちろん、周りのドライバーも、黄色い線の意味を再確認し、交通事故を未然に防ぐ努力をしていきましょう。