高速料金は土日の方が安いですか？

高速料金、土日祝日は本当に安いの？知っておきたい休日割引の落とし穴と賢い活用術

週末のドライブや旅行は、高速道路を利用する機会が多いですよね。多くの人が「土日祝日は高速料金が安くなる」と認識していると思いますが、それは本当に全ての場合に当てはまるのでしょうか？実は、一概に「安い」とは言えない場合もあるんです。

確かに存在する休日割引。でも対象は？

まず、ご認識の通り、地方の高速道路では土日祝日に「休日割引」が適用されることがあります。これはNEXCO3社（東日本、中日本、西日本）が管轄する高速道路において、普通車と軽自動車を対象に通行料金が30%割引になる制度です。しかし、この割引にはいくつか注意点があります。

• 対象道路： 首都高速や阪神高速など、都市部の高速道路は対象外です。あくまで地方の高速道路に限られます。
• 対象車種： 中型車、大型車、特大車といった、普通車・軽自動車以外の車両は割引の対象外です。
• ETC必須： ETC車載器を搭載した車両で、ETCカードを利用して通行する必要があります。

休日割引のメリット・デメリット

休日割引の最大のメリットは、もちろん通行料金が安くなることです。特に長距離移動をする際には、割引額も大きくなり、家計への負担を軽減できます。

しかし、デメリットもあります。

• 渋滞： 休日割引を利用する人が多いため、高速道路が非常に混雑することがあります。特にゴールデンウィークやお盆休みなどの大型連休は、深刻な渋滞が発生し、移動時間が大幅に長くなる可能性があります。
• 時間帯割引との比較： 深夜割引や早朝割引など、時間帯によって適用される割引と比べて、どちらがお得になるかは、走行時間や距離によって異なります。事前に料金シミュレーションをして比較検討することが重要です。

賢い高速道路の利用術

休日割引を最大限に活用しつつ、渋滞を回避するためには、以下の点を意識してみましょう。

• 出発時間・ルートの検討： リアルタイムの交通情報を確認し、渋滞予測に基づいて出発時間やルートを変更する。
• SA・PAの活用： サービスエリア（SA）やパーキングエリア（PA）でこまめに休憩を取り、運転疲労を軽減する。
• スマートICの活用： スマートIC（スマートインターチェンジ）は、ETC専用の出入口で、通常のICよりも混雑が少ない場合があります。

まとめ

休日割引は、確かに高速料金を安くする有効な手段ですが、対象範囲や渋滞のリスクを考慮する必要があります。事前の情報収集と計画的な利用で、お得で快適なドライブを楽しんでください。

追記：

NEXCO各社のウェブサイトでは、高速料金のシミュレーションや交通情報を提供しています。事前に確認することで、より賢い高速道路の利用が可能になります。ぜひ活用してみてください。