メトロの回数券は廃止されるのですか？

東京メトロの回数券が廃止へ

東京メトロは、2023年3月31日をもって回数券の販売を終了すると発表しました。

回数券は、一定の乗車区間に対してあらかじめ複数枚の乗車券を購入することで、通常の乗車運賃よりもお得に利用できる制度でした。しかし、IC乗車券の普及や、乗客のニーズの変化に伴い、このシステムの需要が減少していることが廃止の理由です。

これに伴い、回数券の販売だけでなく、利用も終了となります。3月31日以降は、回数券で乗車することはできなくなります。

回数券廃止の影響

回数券の廃止により、定期的に同じ区間を利用する乗客にとっては、運賃負担が増加する可能性があります。特に、通勤通学など、毎日決まった区間を往復する乗客にとっては、影響が大きくなるでしょう。

また、回数券は現金で購入できるため、IC乗車券が利用できない駅や、現金での支払いを好む乗客にとっても不便になります。

代替手段

回数券の廃止に伴い、東京メトロでは代替手段として以下のようなサービスを提供しています。

• 定期券: 定期的に同じ区間を利用する乗客には、定期券の利用が推奨されます。定期券は、回数券よりもさらに運賃が安くなります。
• IC乗車券 Suica（スイカ）・PASMO（パスモ）: IC乗車券は、現金よりも運賃が安くなるだけでなく、ポイントが貯まるなどの特典もあります。
• 回数券特割: 3枚以上まとめてIC乗車券にチャージすることで、回数券に相当する割引を受けることができます。

東京メトロ回数券の廃止は、乗客のニーズの変化に応じたものであり、より便利な乗車体験を提供するための措置です。ただし、利用頻度や乗車区間によっては、運賃負担が増加する可能性があるため、乗客は代替手段を検討する必要があります。