東急バスの初乗り220円はいつからですか?

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東急バスの初乗り運賃220円(ICカード利用時は216円)は、平成26年(2014年)から適用されています。それ以前は、平成24年(2012年)に210円、平成25年(2013年)にも210円でした。
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東急バス、220円時代の到来:運賃改定の歴史を紐解く

東京都内や川崎市北部を走る、お馴染みの緑色のバス、東急バス。その初乗り運賃は現在、220円(ICカード利用時は216円)となっています。

「あれ?昔はもっと安かったような…」そう思った方もいるのではないでしょうか? 実は東急バスの運賃は、時代の流れと共に変化を遂げてきました。今回は、その変遷の歴史を振り返りながら、現在の220円という価格設定の背景を探ってみましょう。

まず、現在の初乗り運賃220円が適用されたのは、平成26年(2014年)4月1日からです。
この時の運賃改定は、消費税増税(5%→8%)に伴うものでした。

では、それ以前はどうだったのでしょうか?
平成24年(2012年)4月1日より、初乗り運賃は210円に設定されました。
これは、前年の東日本大震災の影響による燃料費や人件費の高騰を受け、企業努力だけではサービス維持が困難になったための苦渋の決断でした。

さらに時を遡り、平成24年以前は、長らく200円という価格帯で推移していました。
しかし、バブル崩壊後の経済の低迷や、規制緩和による競争激化など、バス業界を取り巻く環境は厳しさを増していきました。

このような背景の中、東急バスは安全運行の維持、サービスの向上、そして従業員の雇用を守るために、やむを得ず運賃改定を繰り返してきたのです。

220円という金額は、決して安いとは言えません。しかし、その裏には、安全・安心な交通サービスを提供し続けたいという、東急バスの強い思いが込められています。

私たち利用者も、運賃の背景にある事情を理解し、東急バスのサービスを支えていくことが大切なのではないでしょうか。