保険料控除申告書の訂正は修正テープでできますか？

年末調整の保険料控除申告書、修正テープはNG！正しい訂正方法と再提出のススメ

年末調整の時期になると、必ずと言っていいほど話題になるのが保険料控除申告書の書き方です。「どこに何を書けばいいんだっけ？」「間違えたらどうすればいいの？」と、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

特に「書き間違えた箇所を修正テープで直してもいいの？」という疑問はよく耳にします。結論から言うと、保険料控除申告書に修正テープや修正ペンを使用することは絶対に避けるべきです。 なぜなら、税務署に提出する正式な書類であるため、修正テープや修正ペンによる修正は認められていないからです。

では、間違えてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか？ 正しい訂正方法は以下の2通りです。

1. 二重線と訂正印で修正する:

   • 間違えた箇所に定規を使って丁寧に二重線を引きます。
   • 二重線の上に正しい内容を記入します。
   • 二重線を引いた箇所の近くに必ず訂正印を押印します。（訂正印は、申告書に押印した印鑑と同じものを使用してください。）

2. 新しい用紙で再提出する:

   • 会社に新しい用紙をもらうか、会社の総務担当者などに相談して、フォーマットをダウンロードできるか確認しましょう。
   • 新しい用紙に最初から丁寧に記入し直します。

どちらの方法を選ぶべきか？

基本的には、軽微なミスであれば二重線と訂正印で修正しても問題ありません。例えば、金額の単位が少し違っていたり、住所の番地を書き間違えた程度であれば、訂正印での修正で十分です。

しかし、記入箇所を大きく間違えてしまったり、訂正箇所が複数に及ぶ場合は、新しい用紙で再提出することをおすすめします。なぜなら、訂正箇所が多いと、申告書全体が見づらくなり、税務署からの確認が入る可能性が高まるからです。また、訂正箇所によっては、訂正印だけでは修正が認められない場合もあります。

再提出する場合の注意点

• 古い申告書は、会社に提出せずに自分で破棄してください。
• 新しい申告書を提出する際に、念のため「訂正分」である旨を伝えておくとスムーズです。

まとめ

保険料控除申告書は、税金の計算に大きく関わる重要な書類です。書き間違えてしまった場合は、修正テープや修正ペンに頼らず、二重線と訂正印で修正するか、新しい用紙で再提出するようにしましょう。特に、訂正印は忘れずに押印してください。もし、訂正方法に不安がある場合は、会社の総務担当者や税務署に相談することをおすすめします。正確な申告をして、正しい税金の還付を受けましょう。