扶養の年収130万円は、いつからいつまでですか?

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扶養控除の年収130万円の基準は、1年間の総収入を元に判断されます。重要なのは、現在の収入が今後1年間も継続して130万円未満を維持できるかどうかです。認定基準の「年収130万円未満」は、1月~12月の1年間を対象としたものと捉えて良いでしょうか。
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扶養の壁「年収130万円」はいつからいつまでの収入で決まる?

「扶養に入っているから、年収は130万円まで…」

パートタイムで働く主婦の方などによく耳にする言葉ですが、この「年収130万円」という壁は、一体いつからいつまでの収入を指すのでしょうか?

実は、この基準となる「年収130万円」は、暦年、つまり1月1日~12月31日までの1年間の収入を指します。

つまり、現在が年の途中であっても、1月~12月までの合計収入が130万円以内であれば、その年は扶養の要件を満たしていることになります。

大パートタイマーへの転身など、収入アップのタイミングには注意が必要!

では、例えば、10月から時給の良いパートに見つかった場合、扶養から外れてしまうのでしょうか?

答えは「場合による」です。

1月から9月までは少ない収入だったとしても、10月からの収入増加によって、年間の合計収入が130万円を超えてしまう場合は、扶養から外れてしまう可能性があります。

年収130万円の壁は「見込み」で判断

さらに重要なのは、130万円という壁は、あくまでも「見込み」で判断されるという点です。

例えば、4月時点で「この調子でいけば、年末までに150万円くらいになりそう…」という場合は、たとえ4月時点ではまだ130万円に達していなくても、扶養から外れるように言われる可能性があります。

扶養の判定は「年収」だけではない!

また、「年収130万円」はあくまでも目安であり、他に以下の要件も満たしている必要があります。

  • 年齢制限: 原則として、配偶者の場合は60歳未満、親の場合は65歳未満であること。
  • 所得要件: 年収130万円以下の他に、給与収入の場合は給与所得控除後の金額が103万円以下であること。
  • 生活の依存度: 被扶養者が、あなたと生計を一つにしており、あなたに主に依存して生活していること。

まとめ

扶養の年収130万円の壁は、1年間の収入で見込みで判断されます。収入が増える予定がある場合は、事前にしっかりと確認し、必要であれば扶養から外れる手続きを行いましょう。

Disclaimer: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的アドバイスではありません。個別の状況については、専門家にご相談ください。