普通口座の預け入れ限度額はいくらですか？

普通預金口座の預入限度額

日本の普通預金口座には、預入金額の上限は原則として設定されていません。つまり、いくらでも預金することが可能です。

ただし、次の点に注意が必要です。

金融機関による個別審査

一部の金融機関では、反社会的勢力への資金提供防止やマネーロンダリング対策の観点から、大口取引に関する届け出義務や個別審査を実施する場合があります。

大口取引の定義

大口取引とは、金融機関によって定義が異なりますが、一般的には1000万円以上の取引を指します。この金額に達する場合、金融機関に取引内容の届け出が必要になる場合があります。

預入限度額の確認

預入金額が非常に大きい場合は、事前に金融機関に預入限度額を確認することをお勧めします。特に、大口取引が頻繁に発生する場合は、金融機関に相談して個別審査を受けておくと安心です。

個人番号の提示義務

2023年4月以降、預入金額が100万円を超える場合、金融機関は預金者の個人番号を提示するよう求める必要があります。これにより、匿名での大口預金が防止され、マネーロンダリング対策が強化されます。

まとめ

普通預金口座の預入限度額は原則として設定されていませんが、金融機関によっては個別審査や届け出義務が発生する場合があります。大口取引を行う場合は、事前に金融機関に確認し、必要な手続きを済ませておくことが重要です。