1000円札や1万円札などの正式名称は何ですか？

日本銀行券の正式名称

日常的に「千円札」や「一万円札」として親しまれている紙幣ですが、その正式名称は「日本銀行券」といいます。日本銀行券は、日本銀行法に基づいて発行され、日本銀行のみが発行権限を持つ法定通貨です。

日本銀行券の特徴

日本銀行券には、以下のような特徴があります。

• 製造銘版: お札下部に、国立印刷局の製造銘版が記されています。
• 肖像画: 千円札には野口英世、一万円札には福沢諭吉の肖像画が描かれています。
• 透かし: お札を光にかざすと、肖像画の部分に透かし模様が現れます。
• ホログラム: 一万円札には、お札の傾きによって色が変化するホログラムが施されています。
• すかし: お札を光にかざすと、肖像画の横にすかし模様が現れます。

日本銀行券の歴史

日本銀行券の歴史は古く、明治10年に大蔵省紙幣局が国産初の紙幣を発行したことに遡ります。その後、日本銀行が設立され、日本銀行券の発行が担われるようになりました。以来、日本独自の通貨として、日本の経済発展に貢献しています。

なお、日本銀行券には、1000円、5000円、10000円の3種類があります。それぞれに異なる肖像画とデザインが施されています。日本銀行券は、日本国民の日常生活に欠かせない通貨として、重要な役割を果たしています。