車で歌う海外番組は?

17 ビュー
ジェームズ・コーデン司会の人気番組「レイト×2ショー」のコーナーとして生まれた「カープールカラオケ」。有名セレブと車内で一緒に歌い、軽妙なトークを繰り広げる様子が世界中で人気を博し、独立番組としても展開。アーティストの素顔や意外な一面を垣間見れる、音楽とユーモアの融合が魅力のエンターテインメント番組です。
コメント 0 好き

車で歌う海外番組といえば、まず頭に浮かぶのはジェームズ・コーデン司会の「カープールカラオケ」でしょう。人気トーク番組「レイト×2ショー」の一コーナーから始まり、世界的なムーブメントを巻き起こしたこの企画は、セレブリティとドライブしながら一緒に歌い、語り合うというシンプルな構成ながら、その魅力は多岐に渡ります。

まず挙げられるのは、アーティストの素顔に触れられる点です。普段ステージ上で見せる完璧な姿とは異なる、リラックスした表情や自然な会話は、視聴者に親近感を与えます。大スターであっても、好きな歌を口ずさむ時は無邪気な笑顔を見せ、時には運転中のジェームズ・コーデンと冗談を言い合うなど、飾らない一面が垣間見えるのが魅力です。

また、選曲にも注目です。自身のヒット曲はもちろん、意外なアーティストの楽曲を熱唱したり、子どもの頃に好きだった懐かしい曲を歌ったりと、選曲からも彼らの音楽的背景やパーソナリティが浮き彫りになります。時には、アーティストの人生における重要なエピソードと絡めて選曲されることもあり、より深い感動を呼ぶこともあります。

車というプライベートな空間が、アーティストの本音を引き出していると言えるでしょう。運転中は自然と気持ちが開放的になり、普段は語らないような個人的な話や、創作活動の裏話なども飛び出すことがあります。ジェームズ・コーデンとの軽妙なやりとりも、番組を盛り上げる重要な要素です。彼のユーモアセンスと巧みな話術は、アーティストをリラックスさせ、自然な会話を引き出します。

さらに、「カープールカラオケ」の魅力は音楽とユーモアの融合だけにとどまりません。時には街中でゲリラライブを行い、道行く人々を巻き込んで大合唱するなど、サプライズ演出も満載です。こうした演出は、視聴者に驚きと喜びを与え、番組をより一層盛り上げます。

「カープールカラオケ」以外にも、車で歌う海外番組は存在します。「コメディ・バン・バン」は、コメディアンのスコット・オーカーマンが運転するバンにミュージシャンを乗せ、歌とトークを繰り広げる番組です。こちらは「カープールカラオケ」よりもコメディ要素が強く、即興演奏やコントのような掛け合いが見どころです。

また、リアリティ番組の要素を取り入れた「Carpoolers」も挙げられます。こちらは、ガソリン代節約のために相乗りをする4人の男性の日常を描いたシチュエーションコメディで、車内での会話や歌を通して、彼らの友情や人間模様が描かれています。

これらの番組は、いずれも車という空間を舞台に、音楽と会話を楽しむという共通点を持っています。しかし、それぞれに異なる特徴があり、視聴者に様々なエンターテインメントを提供しています。アーティストの素顔に触れたい人、笑いを求める人、人間ドラマを楽しみたい人など、それぞれの好みに合った番組を選ぶことができるでしょう。

「カープールカラオケ」の世界的な成功は、音楽とドライブ、そして会話というシンプルな組み合わせが、いかに人々を魅了するかを証明しています。今後も、車という空間を舞台にした新たなエンターテインメントが生まれてくるかもしれません。