縁起が悪い着物の柄は？

縁起が悪いとされる着物の柄

日本では、着物にはさまざまな柄があり、それぞれに意味や象徴があります。その中には、縁起が悪いとされる柄もいくつかあります。ここでは、代表的な縁起の悪い柄についてご紹介します。

1. 牡丹

牡丹は豪華で華やかな花ですが、一方で「散り際が縁起が悪い」とされています。これは、牡丹の花びらが一気に落ちてしまうことから、「一転して運気が悪くなる」と信じられているためです。

2. 菊

菊は皇室の紋章として使われていますが、一般的には縁起が悪い柄とされています。これは、菊が墓地に咲く花であることから、「死を連想させる」と考えられているためです。

3. 柳

柳は縁起が悪い柄とされています。これは、「流れていく」というイメージがあり、「運気が流れていく」と信じられているためです。

4. すすき

すすきは秋を代表する花ですが、縁起が悪い柄とされています。これは、「切れる」というイメージがあり、「縁が切れる」と信じられているためです。

5. 松葉

松葉は縁起の良い柄とされていますが、枯れた松葉の場合は縁起が悪くなります。これは、「枯れる」というイメージがあり、「運気が枯れる」と信じられているためです。

成人式での着物の柄

成人式では、結婚式と同様の柄（蝶、桜、梅、椿、藤）は縁起が悪いとされています。しかし、近年ではあまり気にされなくなっています。成人式は一生に一度の大切な節目であり、好きな柄の着物を着てお祝いすることをおすすめします。

ただし、目上の方と会うときや、フォーマルな場に出席するときには、縁起の良い柄の着物を着る方が無難でしょう。また、地域や神社によっては独自の色や柄のタブーがある場合もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。