免税店 お酒 何本まで？

免税店でのお酒購入：何本までOK？賢く利用するための完全ガイド

海外旅行の楽しみのひとつに、免税店でのお酒購入があります。しかし、「何本まで持ち込めるのか？」「種類によって制限はあるのか？」など、疑問は尽きません。この記事では、免税店でお酒を購入する際の注意点や、賢く利用するための情報を詳しく解説します。単なる制限数の提示だけでなく、旅行計画をスムーズに進めるための実践的なアドバイスも盛り込んでいます。

まず、基本的なルールとして、成人一人当たり、酒類は760ml換算で3本まで免税で持ち込めます。 これは、ウイスキー、ワイン、日本酒、ビールなど、あらゆる酒類を合わせた合計本数です。760mlに満たないボトルでも1本とカウントされるため、注意が必要です。例えば、350mlのビール6本は、760ml換算で約4本となり、免税範囲を超えてしまいます。

さらに重要なのは、この3本という制限には、手荷物として持ち込む分と、別送品として送る分の両方が含まれるということです。旅行前に航空会社に確認済みだとしても、免税店で買ったお酒を別送する場合、その本数も免税枠に含まれることを十分に理解しておきましょう。手荷物で1本、別送で2本…といったように、合計が3本を超えないように計画を立てる必要があります。別送の場合、税関申告の手続きも必要になりますので、事前に航空会社や配送業者に詳細を確認し、必要な書類を準備しておきましょう。

では、具体的な例を見てみましょう。

• 例1：ワイン好きの旅行者　750mlのワイン3本を購入。これは免税範囲内です。
• 例2：ビール好きの旅行者　350mlビール12本を購入。これは760ml換算で約8本となり、免税範囲を超えます。超過分には関税と消費税がかかります。
• 例3：多様な酒類を購入する旅行者　700mlウイスキー1本、375ml日本酒2本、750mlワイン1本を購入。これは700ml＋(375ml×2)＋750ml＝1800mlとなり、760ml換算で約2.3本となり、免税範囲内です。ただし、微妙な計算になるので、念のため税関職員に確認することをお勧めします。
• 例4：別送を利用する場合　免税店で750mlのワイン2本を購入し、手荷物で1本持ち帰り、もう1本を別送する場合。これは免税範囲内です。しかし、別送の手続きを忘れずに行いましょう。

免税枠を超えた場合、高額な税金が発生するだけでなく、最悪の場合、没収される可能性もあります。楽しい旅行の思い出を台無しにしないためにも、事前にしっかりと確認し、計画を立てましょう。

最後に、免税店で購入する際には、購入する商品の種類と容量を正確に把握し、合計本数が免税枠内であることを確認することが大切です。計算に自信がない場合は、免税店の店員に確認することをお勧めします。また、旅行前に税関のホームページなどで最新の情報をチェックし、最新の規制に則って行動しましょう。楽しい海外旅行を、税関の手続きに悩まされることなく、心ゆくまで楽しんでください。