日本から韓国に持ち込めない食品は？

韓国旅行前に要チェック！日本から持ち込みNGな食品リストと注意点

韓国旅行の楽しみといえば、美味しい韓国料理を満喫すること！しかし、日本からお土産や非常食として食品を持ち込む際には、注意が必要です。韓国の検疫制度は厳しく、知らずに持ち込んでしまうと没収されたり、罰金が科せられることも。せっかくの旅行が台無しにならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

この記事では、特に日本人が間違えやすい、韓国への持ち込みが禁止されている食品とその理由、そして安全な持ち込みのためのヒントを解説します。

なぜ食品の持ち込み制限があるのか？

韓国が食品の持ち込みを厳しく制限している主な理由は、以下の通りです。

• 家畜伝染病の侵入防止: 特に動物性食品は、口蹄疫や鳥インフルエンザといった家畜伝染病を韓国国内に持ち込むリスクがあります。これらの病気が発生すると、韓国の畜産業に大きな被害をもたらすため、厳重な対策が取られています。
• 植物防疫: 種子や苗木、果物などは、害虫や植物病原菌を運び込む可能性があります。韓国の農作物や生態系を守るため、植物検疫も徹底されています。
• 国民の健康保護: 食品の安全性を確保し、食中毒などを防ぐことも目的の一つです。

具体的に持ち込みNGな食品とその理由

韓国に持ち込みが禁止されている食品は、主に以下の通りです。

• 肉類全般（生肉、加工肉）: ハム、ソーセージ、ベーコン、ジャーキー、肉エキス、肉を含むレトルト食品など、あらゆる肉製品が対象です。未加熱のものだけでなく、加熱済みや加工済みのものも持ち込みは難しいと考えましょう。
• 乳製品全般: 牛乳、チーズ、バター、ヨーグルト、粉ミルクなど、乳製品全般が対象です。
• 卵（生卵、卵加工品）: 生卵はもちろん、卵白、卵黄、卵粉、卵を使用した加工品（マヨネーズ、プリンなど）も持ち込み禁止です。
• 動物性生産物: 鹿茸、骨を含む動物性食品、蜂蜜（種類によっては許可が必要）など、動物由来の製品は、種類や加工方法によって持ち込みの可否が異なります。事前に確認が必要です。
• 土付きの野菜・果物: 土が付着した状態の野菜や果物は、病害虫を持ち込むリスクがあるため、持ち込みが禁止されています。
• 種子、苗木: 許可なく持ち込むことはできません。

持ち込み可能な食品の例と注意点

上記に該当しない食品でも、量や状態によっては持ち込みが制限されることがあります。

• 乾燥食品: 海苔、干し椎茸、昆布など、乾燥させた食品は、一般的に持ち込み可能です。ただし、大量に持ち込む場合は申告が必要になる場合があります。
• 菓子類: せんべいやクッキーなど、一般的な菓子類は持ち込み可能です。ただし、肉エキスや乳製品が含まれている場合は注意が必要です。原材料表示をよく確認しましょう。
• 調味料: 醤油、味噌、ソースなど、一部の調味料は持ち込み可能です。ただし、液体物は機内持ち込み制限があるため、注意が必要です。

持ち込みのヒントと注意点

• 事前に検疫情報を確認: 韓国農林畜産検疫本部のウェブサイトで、最新の検疫情報を必ず確認しましょう。
• 不明な点は問い合わせ: 持ち込みたい食品がある場合、事前に韓国大使館や検疫所に問い合わせて確認するのが確実です。
• 申告を忘れずに: 持ち込み可能な食品でも、一定量を超える場合は申告が必要です。
• 正直に申告: 持ち込み禁止品を隠して持ち込もうとすると、罰則が科せられる可能性があります。

まとめ

韓国への食品持ち込みは、事前の確認が非常に重要です。この記事を参考に、安全で楽しい韓国旅行をお楽しみください。不安な場合は、無理に持ち込まず、現地で購入することをおすすめします。