最上級正装とは何ですか?

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モーニングコートは、昼間の最上級の正礼装です。防寒用ではなく、礼装着として国際儀礼に定められています。昼の公式行事や結婚式の挙式などで着用されます。

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最上級の正装:モーニングコート

最上級の正装とは、格式の高い公式行事や儀礼の際に着用される、最も格の高い形式の服装のことです。その中でも、昼間の最上級の正装として知られているのがモーニングコートです。

モーニングコートは、防寒用ではなく、礼装として国際儀礼において定められています。その特徴は、膝丈の燕尾服に、裾がカーブしたグレーのズボンを組み合わせたスタイルです。ベストは白またはグレーのピカデリーベストを着用します。

モーニングコートの着用シーン

モーニングコートは、主に以下の様な公式行事で着用されます。

  • 結婚式の挙式
  • 公式のレセプション
  • 叙勲式
  • 大使館や政府関連のレセプション
  • 昼間の外交儀礼

また、皇室や国家元首が公式訪問を行う際にも着用されます。

モーニングコートの構成

モーニングコートは、以下のパーツから構成されています。

  • 燕尾服: 黒またはネイビーブルーのカッティングコート。
  • ズボン: グレーのストライプまたは無地のカーブした裾のズボン。
  • ベスト: 白またはグレーのピカデリーベスト。
  • シャツ: 白のウイングカラーシャツ。
  • ネクタイ: シルバーグレーまたはライトブルーのアスコットタイ。
  • 手袋: 白いキッド革の手袋。
  • 帽子: シルクハットまたはグレーのモーニングハット。
  • ステッキ: 黒のモーニングステッキ。

アクセサリー

モーニングコートには、以下のアクセサリーを組み合わせることができます。

  • ポケットチーフ: 白の麻またはリネン。
  • カフスボタン: 銀または金のシンプルなデザイン。
  • 胸元ブートニエール: 白いガーデニアやカーネーション。

着用時の注意点

モーニングコートを着用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 燕尾服の裾は、立つと膝の少し上までくる長さ。
  • ズボンの裾は、靴の上から3~5cm程度。
  • ベストは、シャツの襟とズボンのウエストを覆う長さ。
  • ネクタイは、ノットがベストの上端にくるように締める。
  • 手袋は、着用時は指を出さず、脱ぐ際は親指だけを出す。

まとめ

モーニングコートは、昼間の最上級の正装として国際的に認められた格式高い服装です。公式行事や結婚式の挙式など、特別な場面で着用され、フォーマルでエレガントな印象を与えます。着用時には指定されたドレスコードに従い、正しいマナーで身に付けることが大切です。