両家顔合わせの親の服装は？

両家顔合わせ、親御さんの服装で成功を導く：格式・季節・個性を考慮した装いとは？

両家顔合わせは、ご両家が初めて顔を合わせ、親睦を深める大切な場です。お二人の門出を祝い、良好な関係を築くためにも、服装選びは慎重に行いたいものです。特に親御さんの服装は、場の雰囲気を左右し、相手方への印象を大きく左右するため、重要なポイントとなります。

インターネット上には、既に多くの情報があふれていますが、ここでは一般的なマナーに加え、成功に繋がる服装選びのヒントを、より深く掘り下げてご紹介します。

基本は「格」を揃えること

まず、最も重要なのは両家で服装の「格」を揃えることです。新郎新婦が事前に両家のご両親と相談し、どのような服装にするか決めておきましょう。

• フォーマルな装い:
  • 父親: ブラックスーツ、ダークスーツ（ネイビー、グレーなど）に、白または淡い色のシャツ、落ち着いた色のネクタイが基本です。シルバーのネクタイは慶事用として最適です。
  • 母親: 着物（訪問着、色無地）またはフォーマルなワンピース、スーツが一般的です。着物の場合は、季節に合わせた柄を選ぶと良いでしょう。ワンピースやスーツの場合は、膝丈以上の丈で、露出を控えた上品なデザインを選びましょう。
• セミフォーマルな装い:
  • 父親: ジャケットスタイル（ブレザーなど）に、スラックスを合わせるのがおすすめです。ネクタイは必須ではありませんが、着用するとよりきちんとした印象になります。
  • 母親: ワンピースやセットアップスーツがおすすめです。コサージュやアクセサリーをプラスすると、華やかさを演出できます。
• カジュアルな装い:
  • 両家で合意があれば、カジュアルな装いも可能です。ただし、カジュアルとはいえ、清潔感のある服装を心がけましょう。
  • 父親: ジャケットに襟付きシャツ、チノパンなどを合わせるのがおすすめです。
  • 母親: きれいめのブラウスにスカートやパンツを合わせるのがおすすめです。

季節感を意識した素材と色選び

服装の格が決まったら、季節感を意識した素材と色を選びましょう。

• 春: 明るいパステルカラーを取り入れると、春らしい華やかな印象になります。素材は、軽やかなコットンやリネンなどがおすすめです。
• 夏: 清涼感のある麻や綿素材を選びましょう。色は、涼しげなブルーやグリーン、ホワイトなどがおすすめです。
• 秋: 深みのあるブラウン、ボルドー、マスタードなどの色を取り入れると、秋らしい落ち着いた印象になります。素材は、ツイードやベロアなどがおすすめです。
• 冬: ウールやカシミヤなどの暖かい素材を選びましょう。色は、ネイビー、ブラック、グレーなどのシックな色がおすすめです。

アクセサリーは控えめに

アクセサリーは、上品さをプラスするアイテムですが、派手すぎるものは避けましょう。真珠のネックレスやイヤリング、控えめなコサージュなどがおすすめです。時計も、シンプルなデザインのものを選びましょう。

個性を出すなら小物で

服装の基本は守りつつ、個性を出すなら小物で工夫しましょう。スカーフやストール、バッグ、靴などを、自分の好みに合わせて選ぶと、より自分らしい装いになります。

最終チェックは忘れずに

服装が決まったら、最終チェックを忘れずに行いましょう。シワや汚れがないか、ボタンが取れていないか、靴は磨かれているかなどを確認しましょう。

両家顔合わせは、お二人にとって大切な節目です。親御さんの服装も、お祝いの気持ちを表し、両家が和やかに親睦を深められるような、素敵な装いを心がけましょう。