人身事故と物損事故はどちらにすればいいですか?

0 ビュー

事故の状況により、警察が物損事故か人身事故かを判断します。怪我の有無に関わらず、必ず警察に届け出て、正確な状況説明を行いましょう。判断は警察に委ねられます。自己判断は避け、適切な対応を心掛けてください。

コメント 0 好き

交通事故に遭ったら…人身事故?物損事故? 悩む前にまず警察へ!

車の運転は日常生活の一部となっている現代。しかし、どれだけ安全運転を心がけていても、交通事故はいつどこで起こるか分かりません。万が一、事故に巻き込まれてしまった時、まず頭に浮かぶのは「人身事故?それとも物損事故?」という疑問ではないでしょうか。そして、この判断に迷う方も多いでしょう。

この記事では、人身事故と物損事故の違い、事故発生時の適切な対応、そして事故後の流れについて詳しく解説します。重要なのは、事故の大小に関わらず、必ず警察に連絡することです。

人身事故と物損事故の違いとは?

人身事故と物損事故の最も大きな違いは、怪我の有無です。事故によって、自分や相手、同乗者、歩行者などに怪我人が出ている場合は「人身事故」、車やガードレールなどの物損のみの場合は「物損事故」となります。

一見、かすり傷程度であれば物損事故として処理したくなるかもしれません。しかし、後から痛みや症状が出てくるケースも少なくありません。初期段階では自覚症状がなくても、後日むち打ち症などの診断を受ける可能性もあります。

また、事故直後は興奮状態にあり、冷静な判断が難しい状況です。軽微な事故に見えても、実は深刻な怪我を負っている可能性も考えられます。そのため、自己判断は絶対に避け、必ず警察と救急に通報してください。

事故発生時の適切な対応

事故が発生したら、以下の手順に従って行動しましょう。

  1. 安全確保: まずは、二次災害を防ぐためにハザードランプを点灯し、安全な場所に車を移動させます。可能であれば、三角表示板を設置して後続車に注意を促しましょう。
  2. 負傷者の確認と救護: 怪我人がいる場合は、直ちに救急車を呼び、応急処置を施します。動かさずに、毛布などで保温することが大切です。
  3. 警察への通報: 事故の大小、怪我の有無に関わらず、必ず警察に通報します。事故の状況、発生場所、負傷者の有無などを正確に伝えましょう。
  4. 相手方の確認: 相手方の氏名、住所、連絡先、車のナンバー、保険会社名などを確認し、メモしておきます。免許証の提示を求め、写真に撮るのも良いでしょう。
  5. 現場の保存: 事故現場の写真を複数枚撮影しておきましょう。道路の状況、車の損傷箇所、ブレーキ痕など、できるだけ詳細に記録することが重要です。
  6. 目撃者の確保: もし目撃者がいる場合は、連絡先を聞いておきましょう。後の示談交渉などで、重要な証言となる可能性があります。

事故後の流れ

警察による現場検証後、人身事故の場合は「交通事故証明書」が、物損事故の場合は「物件事故証明書」が発行されます。これらの証明書は、保険会社への連絡や損害賠償請求に必要となるため、大切に保管しておきましょう。

その後、保険会社とのやり取り、修理工場の手配、示談交渉など、様々な手続きが必要となります。手続きが複雑で負担に感じる場合は、弁護士や専門家への相談も検討しましょう。

まとめ

交通事故は、当事者にとって大きな負担となる出来事です。事故に遭った際は、焦らず冷静に行動し、必ず警察に連絡することが重要です。人身事故か物損事故かの判断は警察に委ね、自己判断は避けましょう。適切な対応を心掛けることで、事故後の手続きをスムーズに進めることができます。また、日頃からドライブレコーダーの設置や、任意保険への加入など、万が一の事故に備えておくことも大切です。