軽い接触事故で相手が行ってしまった場合はどうすればいいですか?

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軽い接触事故で相手が立ち去った場合、まず警察に連絡してください。法律で義務付けられています。相手がいなくても、事故状況を詳しく説明し、交通事故証明書を発行してもらうことが大切です。これにより、後の保険手続きなどがスムーズに進みます。

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軽い接触事故、相手が逃げたら…落ち着いて行動!5つのステップで損をしない対応を

スーパーの駐車場で買い物カゴをカートに戻している間に「ゴンッ」。振り返ると、あなたの車に傷が…!でも、加害車両はもういない…。こんな「当て逃げ」の被害に遭ったら、どうすれば良いのでしょうか?パニックになりがちですが、落ち着いて以下の5つのステップで行動しましょう。

ステップ1:安全確保と現状把握

まずは身の安全と、二次被害を防ぐことが最優先です。ハザードランプを点灯し、安全な場所に車を移動させましょう。その後、事故現場の写真を複数枚撮影します。傷の具合はもちろん、周囲の状況(道路標識、信号機、ガードレールなど)も分かるように撮影するのがポイントです。ドライブレコーダーが搭載されている場合は、記録された映像も忘れずに確認・保存しておきましょう。

ステップ2:110番通報、警察への届け出

たとえ軽微な傷でも、必ず警察に通報し、事故の届け出を行いましょう。これは道路交通法上の義務です。相手がいなくても、事故の状況を詳しく説明し、「交通事故証明書」の発行を依頼します。この証明書は、保険会社への連絡や損害賠償請求に必要不可欠な書類です。

ステップ3:目撃者探しと情報収集

周囲に目撃者がいる場合は、連絡先を聞いておきましょう。防犯カメラの有無も確認し、設置されている場合は管理者に映像提供の可能性を尋ねてみます。些細な情報でも、後の捜査に役立つ可能性があります。

ステップ4:保険会社への連絡

事故の状況を保険会社に報告しましょう。相手が不明の場合でも、自分の加入している自動車保険の「車両保険」に加入していれば、修理費用をカバーできる場合があります(ただし、免責金額の設定によっては自己負担が発生することもあります)。また、「当て逃げ」の場合は、等級据え置き事故に該当しない可能性があるため、事前に保険会社に確認しておきましょう。

ステップ5:ドライブレコーダーの活用と普及の呼びかけ

今回の経験を踏まえ、ドライブレコーダーの設置を検討してみましょう。万が一の事故の際に、強力な証拠となるだけでなく、事故抑止効果も期待できます。また、周囲の人にもドライブレコーダーの重要性を伝え、普及を促すことで、より安全な交通社会の実現に貢献できます。

軽い接触事故だからといって、相手が逃げたままにしてはいけません。 適切な対応を怠ると、損害賠償請求が難しくなるだけでなく、自分自身が不利な立場に立たされる可能性もあります。冷静に、そして迅速に上記のステップを踏むことで、自身の権利を守り、スムーズな解決を目指しましょう。また、日頃から安全運転を心がけ、周囲への注意を怠らないことが、事故を防ぐ上で最も重要です。

補足:

  • 事故の状況によっては、物損事故ではなく人身事故となる場合もあります。体に少しでも違和感がある場合は、必ず医療機関を受診し、診断書を取得しましょう。
  • 自分で相手を探そうとしたり、相手に直接連絡を取ったりするのは避け、警察に任せるようにしましょう。
  • 慰謝料請求については、相手が特定できた場合に限り可能です。弁護士に相談することも検討しましょう。

これらの情報を参考に、万が一の事態に備え、落ち着いて行動できるよう心掛けてください。