副鼻腔炎が重症だとどんな症状が出る?

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重症副鼻腔炎は、通常の症状に加え、視力障害(かすみ、見えにくい)、高熱(38.5℃以上)、激しい頭痛、顔面(目の周り、頬、額)の皮膚の赤みが現れることがあります。特に目の症状が強い場合は、視力低下や失明のリスクがあるため、速やかに医療機関を受診してください。

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重症副鼻腔炎の深刻な症状

副鼻腔炎は、鼻腔と顔面にある副鼻腔と呼ばれる空洞に炎症が起こる一般的な疾患です。重症化すると、通常の症状に加えて、以下のような深刻な症状が現れる場合があります。

1. 視力障害

  • かすみ
  • 視界の低下
  • 視力喪失のリスク

副鼻腔の炎症が目の周りの組織に波及すると、眼球を動かす筋肉や視神経に圧力がかかり、視力に影響が出ることがあります。特に目の症状が強い場合は、すぐに医療機関を受診することが不可欠です。

2. 高熱(38.5℃以上)

激しい発熱は、重症な感染症の兆候です。副鼻腔炎が重症化すると、発熱が続き、悪寒やだるさ、頭痛を伴うことがあります。

3. 激しい頭痛

  • 持続的で拍動感のある痛み
  • 顔面を圧迫するような痛み

副鼻腔の炎症が頭蓋骨の空洞である前頭洞に波及すると、激しく拍動する頭痛を引き起こすことがあります。この頭痛は、前かがみや咳などの動作によって悪化する場合があります。

4. 顔面の皮膚の赤みと腫れ

  • 目の周囲の赤みと腫れ
  • 頬の赤みと腫れ
  • 額の赤みと腫れ

副鼻腔の炎症が周辺の組織に広がると、顔面の皮膚が赤くなり、腫れることがあります。特に目の周囲の腫れは、眼瞼下垂を引き起こす可能性があります。

5. その他の重篤な合併症

  • 髄膜炎(脳や脊髄を覆う膜の炎症)
  • 海綿静脈洞血栓症(頭蓋骨内の静脈に血栓ができる状態)
  • 視神経炎(視神経の炎症)
  • 骨髄炎(骨の炎症)

重症副鼻腔炎が適切に治療されないと、これらの深刻な合併症につながる可能性があります。したがって、上記のような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。