脳炎の発熱は何度ですか?

5 ビュー

脳炎は、多くの場合、38~40℃の発熱と頭痛から始まります。 しかし、食欲不振や腹痛などの消化器症状から始まる場合もあります。 数日後、意識障害、光過敏、項部硬直、脳神経麻痺、手足の麻痺、振戦といった脳炎や髄膜炎の症状が急激に現れます。

コメント 0 好き

脳炎の発熱:何度になると危険?

脳炎は、脳に炎症が起こる深刻な病気です。発熱はその初期症状の一つであり、多くの場合、 38℃から40℃ の高熱が出ます。しかし、発熱は脳炎だけに特有の症状ではなく、風邪やインフルエンザなど他の病気でもみられます。そのため、発熱だけで脳炎だと自己判断することは危険です。

脳炎の発熱は、急激に上昇する 場合が多く、頭痛、吐き気、嘔吐などを伴うこともあります。また、発熱に加えて、次のような症状が現れた場合は、脳炎の可能性が高いと言えるでしょう。

  • 意識障害: ぼーっとしたり、反応が鈍くなったりする。
  • 光過敏: 光がまぶしくて仕方がない。
  • 項部硬直: 首の後ろが硬くなって、あごを胸につけにくい。
  • 脳神経麻痺: 顔面神経麻痺、視力障害、聴力障害など。
  • 手足の麻痺: 手足にしびれや力が入らないなどの症状が出る。
  • 振戦: 手足が震える。
  • 言語障害: 言葉がうまく話せなくなる。
  • けいれん: 全身が硬直したり、痙攣を起こしたりする。

これらの症状は、脳炎によって脳がダメージを受けているサインです。早急に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

脳炎の原因は、ウイルス感染、細菌感染、自己免疫疾患など様々です。早期に診断し、原因に応じた治療を開始することで、重症化を防ぐことができます。特に、ヘルペスウイルスによる脳炎は、早期に治療を開始しなければ命に関わることもあります。

発熱と頭痛は、脳炎の初期症状としてよくみられますが、自己判断は危険です。消化器症状から始まる場合もあるため、少しでも気になる症状があれば、迷わず医療機関を受診しましょう。

※この情報は一般的な医学情報であり、特定の個人の診断や治療を目的としたものではありません。 具体的な症状については、必ず医師の診断を受けてください。