頭痛がずっと続いています。何科を受診すればよいですか？

頭痛が続く…何科を受診すればいい？ 専門医に相談すべきケースも解説

「最近、頭痛が続いている…。」

多くの人が経験する頭痛。市販薬で様子を見たり、我慢したりしていませんか？
実は、頭痛には様々な原因が隠れており、放置することで症状が悪化したり、重大な病気が潜んでいる可能性も考えられます。

この記事では、慢性的な頭痛でお悩みの方へ、適切な医療機関の選び方や、専門医への相談が必要なケースなどについて詳しく解説していきます。

慢性的な頭痛、どの診療科を受診するべき？

慢性的な頭痛でお悩みの方は、まず以下のいずれかの診療科を受診することをおすすめします。

1. 一般内科: まずは内科を受診し、頭痛の原因が他の病気と関連していないかを調べてもらうとよいでしょう。高血圧や風邪などの一般的な病気から、甲状腺疾患などの内分泌疾患まで、幅広い疾患の可能性を考慮し、必要に応じて専門の医療機関へ紹介状を書いてもらえます。
2. 脳神経内科: 頭痛の原因が脳神経系の問題である可能性がある場合は、脳神経内科を受診するのも有効です。頭痛の原因として多い、偏頭痛や緊張型頭痛など、様々なタイプの頭痛の診断・治療に精通しています。
3. 頭痛外来: 最近では、頭痛の専門的な診療を行う「頭痛外来」を設けている医療機関も増えています。慢性的な頭痛でお悩みの方、他の医療機関を受診しても原因が特定できなかった方などにおすすめです。

こんな頭痛は要注意！すぐに医療機関へ

以下のような症状がある場合は、緊急性が高いため、すぐに救急車を要請するか、救急外来を受診してください。

• 今まで経験したことのないような激しい頭痛が突然起こる (くも膜下出血の可能性)
• 高熱を伴う激しい頭痛 (髄膜炎などの可能性)
• 意識障害、麻痺、ろれつが回らない、視野が狭くなる、物が二重に見えるなどの神経症状を伴う頭痛 (脳卒中の可能性)
• 頭を強く打った後に起こる頭痛 (頭蓋内出血などの可能性)
• 日常生活に支障が出るほどの強い頭痛

自己判断は禁物！ 専門医による適切な診断と治療を

頭痛はありふれた症状ですが、自己判断で放置してしまうと、病気を悪化させてしまう可能性もあります。

慢性的な頭痛でお悩みの方は、自己判断せず、まずは医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。

この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的アドバイスを提供するものではありません。健康上の懸念がある場合は、必ず医師に相談してください。