両家の顔合わせの費用は誰が負担するのですか？

両家顔合わせの費用負担、現代の常識は？誰が払う？スマートな分担方法を解説

結婚に向けた大切な一歩、両家顔合わせ。幸せな門出となるよう、和やかな雰囲気の中で執り行いたいものです。しかし、準備を進める中で頭を悩ませるのが費用の問題。「誰が負担するべき？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

従来、結納に似た側面もあった顔合わせは、男性側が費用を負担するケースが目立ちました。しかし、現代では結婚式の費用分担と同様に、結婚する二人で負担する、あるいは両家で折半するケースが主流となっています。冒頭で触れたように、アンケート結果でも二人の負担が65%と最も多い結果が出ています。

時代の変化と共に、女性の社会進出が進み、経済的に自立した女性が増えたこと、また、結婚に対する考え方が多様化したことが背景にあると言えるでしょう。結婚は家と家ではなく、個人と個人の結びつきという考え方が浸透し、費用負担についても対等な関係を重視する傾向が強まっています。

では、具体的にどのような分担方法があるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットと合わせて見ていきましょう。

1. 二人で負担する

最も多いパターンです。お互いの経済状況を理解し合い、対等な立場で結婚生活をスタートさせるという意思表示にもなります。特に、結婚式の費用も二人で負担する場合には、顔合わせも同様に二人で負担するのが自然な流れと言えるでしょう。

• メリット：シンプルで分かりやすい、対等な関係性を示せる
• デメリット：どちらかの負担が大きくなる可能性がある

2. 両家で折半する

伝統的な考え方を尊重しつつ、現代的な平等さも両立できる方法です。両家の経済状況に大きな差がない場合に適しています。

• メリット：両家の負担が均等になる、公平感がある
• デメリット：金額調整の手間がかかる場合がある

3. 男性側が多く負担する/全額負担する

以前は主流だった方法ですが、近年は減少傾向にあります。男性側の意向が強い場合や、地域性、家系による慣習などによって選択されることがあります。

• メリット：男性側の誠意を示せる
• デメリット：女性側に気を遣わせてしまう可能性がある、現代の価値観に合わない場合がある

4. 片方の地元で開催する場合

遠方から来てくれた側への配慮として、地元側が負担する、あるいは多く負担するというケースもあります。旅費交通費なども考慮し、感謝の気持ちを表す形として選ばれることが多いようです。

スムーズな費用分担のために

顔合わせの費用負担は、事前に両家で話し合って決めることが大切です。どちらか一方に負担を強いることなく、お互いが納得できる方法を選びましょう。

具体的に話し合う際には、

• レストランの予算
• 交通費
• 手土産代

など、項目ごとに誰が負担するのか明確にしておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。

また、費用負担だけでなく、お店の予約や当日の進行なども含め、両家で協力して準備を進めることが、円滑な顔合わせにつながります。

結婚は人生の大きな転機です。顔合わせは、両家が初めて顔を合わせる大切な場。費用負担についても、お互いを尊重し合い、気持ちよく話し合うことで、より良いスタートを切ることができるでしょう。 焦らず、じっくりと話し合い、両家にとって最適な方法を見つけてください。