両家顔合わせで上座に座るのは新郎ですか?

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両家顔合わせの上座は、基本的には新郎側です。新郎新婦は主役ではなく、おもてなし役という意識が大切です。しかし、お店や状況によって最適な席順は変わるため、柔軟に対応しましょう。

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両家顔合わせ、上座は新郎?席順で円満なスタートを切るために

両家顔合わせは、新郎新婦にとって結婚への大切な第一歩。両家の親睦を深め、これからの関係を良好に築くための大切な場です。その席順、特に上座に誰が座るのか、迷う方も多いのではないでしょうか。

よく言われるのは「上座は新郎側」というもの。しかし、形式的なマナーに囚われすぎて、場の雰囲気を損ねてしまうのは避けたいところです。今回は、両家顔合わせの席順について、基本的な考え方から、状況に応じた柔軟な対応まで、詳しく解説します。

基本は「もてなす側」を意識

両家顔合わせの主役は、必ずしも新郎新婦ではありません。両家のご両親にとって、初めて顔を合わせる場となることも多く、新郎新婦は両家を「もてなす」という意識を持つことが大切です。

そのため、一般的には、新郎側の両親が上座に座るのが基本とされています。新婦側の両親を「お迎えする」という姿勢を示すことで、相手への敬意を表すことができるからです。

しかし、状況は様々…柔軟な対応を

上記はあくまで原則です。以下の点を考慮し、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

  • お店の構造: 個室の種類や、窓からの景色など、お店の構造によって上座の位置は変わります。例えば、景色が良い席や、奥まった落ち着いた席が上座となる場合もあります。
  • 部屋の広さ: 広すぎる部屋の場合、上座に座った人が孤立してしまう可能性があります。全員が会話しやすい距離感を保てるように席順を調整しましょう。
  • ご両親の意向: もっとも大切なのは、ご両親の意向です。事前に両家のご両親に、席順について希望がないか確認しておくと、当日スムーズに進めることができます。
  • 足の不自由な方: ご両親の中に足の不自由な方がいる場合は、出入り口に近い席や、座りやすい椅子を用意するなど、配慮が必要です。
  • 年齢: 一般的に、年齢の高い方が上座に座るとされています。両家のご両親の年齢を考慮し、席順を決めましょう。

席順を決める際の具体的なポイント

  1. 事前に両家で相談: 新郎新婦だけで決めるのではなく、必ず両家のご両親と相談し、全員が納得できる席順を決定しましょう。
  2. お店に相談: 予約時に、顔合わせであることを伝え、お店の人に席順についてアドバイスを求めるのも良いでしょう。
  3. 当日、臨機応変に対応: 当日の状況を見て、微調整が必要な場合もあります。例えば、日当たりの強さや、空調の当たり具合など、快適に過ごせるように配慮しましょう。

円満な顔合わせのための席順例

以下は、一般的な席順の一例です。

  • 上座: 新郎の父、新郎の母
  • 下座: 新婦の父、新婦の母
  • 末席: 新郎、新婦

スムーズな進行のための秘訣

  • 席次表の準備: あらかじめ席次表を用意しておくと、スムーズに案内できます。
  • 話題の準備: 会話が途切れないよう、共通の話題や、両家に関わる話題をいくつか準備しておきましょう。
  • 写真撮影: 記念に写真撮影をすることを事前に伝えておきましょう。

まとめ

両家顔合わせの席順は、形式的なマナーにとらわれず、両家のご両親が気持ちよく過ごせるように配慮することが大切です。事前に両家でしっかりと話し合い、当日は臨機応変に対応することで、円満な顔合わせを実現しましょう。