人前式の予算は？

人前式は、近年人気が高まっている自由度の高い結婚式スタイルです。神父や牧師の司式を必要とせず、ゲストの承認によって夫婦となるため、費用を抑えつつ、オリジナリティあふれる挙式を実現できる点が魅力です。しかし、「人前式の費用は一体いくらくらいかかるの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、人前式の費用内訳を詳細に解説し、予算を抑えるためのポイントもご紹介します。

まず、人前式の大きなメリットは、会場費用を抑えられる点です。教会や神殿を借りる必要がないため、レストラン、ホテル、ゲストハウス、そして自然豊かな屋外など、選択肢が非常に広がります。会場の規模や立地、設備によって費用は大きく変動しますが、教会や神殿を借りるより安価に済むことが多いです。例えば、レストランウェディングの場合、挙式会場のレンタル料は、時間帯や曜日によって異なりますが、数万円～十数万円程度が相場です。ホテルやゲストハウスも同様で、会場のグレードやプランによって価格が変わります。屋外の場合は、場所のレンタル料が不要な場合もありますが、設営費用や許可取得費用などが発生する可能性があります。

次に、人前式に必要な費用を項目ごとに見ていきましょう。

• 会場費: 上記の通り、会場の種類や規模、時間帯によって大きく変動します。プランによっては、料理や飲み物、音響設備などが含まれている場合もあります。
• 装花: 新郎新婦のブーケ、会場の装花など。生花を使用する場合は高額になりがちですが、造花やグリーンを使用することで費用を抑えることができます。シンプルな装花でも十分に美しく演出できます。
• 司会者: ゲストに分かりやすく進行をサポートしてくれる司会者は、スムーズな挙式進行に不可欠です。プロの司会者を依頼する場合、相場は5万円～10万円程度ですが、友人や知人に依頼する場合は費用を抑えられます。
• 音響・照明: 音楽やマイク、照明など、挙式を盛り上げるための設備費用です。会場によっては含まれている場合もありますが、別途費用がかかる場合もあります。
• 演出費: 人前式では、自由な演出が可能です。リングピローや誓いの言葉、結婚証明書、演出アイテム（バルーンリリースなど）など、演出内容によって費用は大きく変わります。手作りする事で大幅なコスト削減が可能です。
• その他: 写真撮影、ビデオ撮影、招待状、引き菓子、引出物など、その他諸費用も考慮する必要があります。これらの費用も、簡素にすることで予算を抑えることができます。

人前式の費用は、上記の項目を総合的に判断して決定します。シンプルな演出であれば、5万円〜10万円程度で済む場合もありますし、豪華な演出を希望する場合は、20万円を超えることもあります。平均的な費用は、5万円～20万円程度とされていますが、これはあくまで目安です。

予算を抑えるためには、以下の点を考慮しましょう。

• DIY: 結婚証明書や席札、装飾品などを手作りする
• ゲストの協力を得る: 友人や家族に司会や受付などを手伝ってもらう
• シンプルな演出にする: 華美な演出は避け、シンプルな演出に絞る
• オフシーズンや平日を選んで挙式を行う: 人気のシーズンや週末よりも、費用を抑えられる可能性があります。
• 無料のサービスを活用する: 会場によっては、無料のサービス（音響設備など）を提供している場合もあります。

人前式は、費用を抑えつつ、オリジナリティ溢れる結婚式を挙げることができる魅力的なスタイルです。しっかりと予算を立て、自分たちに合ったプランを練り上げることで、忘れられない一日を演出できます。 具体的な費用は、希望する会場や演出内容によって大きく変動するので、複数の会場に見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。 そして、何より大切なのは、自分たちらしさ溢れる、最高の結婚式を実現することです。