婚姻届が合っているのか確認する方法は？

婚姻届、本当に大丈夫？提出前に確認すべきこと

人生の大きな節目となる婚姻。その第一歩である婚姻届の提出は、間違いなくスムーズに進めたいものです。しかし、いざ書き始めると「これで合っているのか？」と不安になる人も少なくありません。今回は、婚姻届の記載内容に自信がない場合、どのように確認すれば良いのか、さらに提出前にチェックしておきたいポイントについて解説します。

1. 提出前のセルフチェック：基本事項の確認

まず、焦らずに落ち着いて、婚姻届の各項目を一つずつ確認しましょう。

• 氏名、生年月日、本籍: 戸籍謄本や住民票に記載されている内容と完全に一致しているか確認してください。特に旧字体の漢字や、読み方が複数ある場合は注意が必要です。
• 住所: 現在住んでいる住民票上の住所を正確に記載します。番地やマンション名、部屋番号まで省略せずに書きましょう。
• 父母の氏名、本籍: ご自身の父母について、現在の氏名（離婚されている場合は離婚後の氏名）と、婚姻時の本籍を記載します。
• 証人: 成人である証人2名の署名・捺印が必要です。証人には、事前に署名・捺印の依頼をしておきましょう。証人の本籍、住所、生年月日の記載も忘れずに。
• その他: 職業、初婚・再婚の別、同居を始めた時期なども正しく記入してください。

2. 自信がない場合は、迷わず役所の窓口へ

セルフチェックだけでは不安が残る場合、最も確実な方法は、役所の戸籍担当窓口に直接婚姻届を持参し、記載内容の確認を依頼することです。専門の職員が、丁寧にチェックしてくれます。

• メリット:
  • その場で訂正箇所を指摘してもらえるため、不備による受理の遅延を防げる。
  • 専門的なアドバイスを受けられる。
  • 疑問点を直接質問できる。
• 注意点:
  • 開庁時間内に窓口へ行く必要がある。
  • 混雑状況によっては、待ち時間が発生する場合がある。

3. 遠方や時間がない場合は？

仕事などで平日に時間が取れない場合や、遠方に住んでいる場合は、以下の方法も検討できます。

• 電話での事前相談: 役所の戸籍担当窓口に電話で相談し、記入方法について確認する。ただし、電話では詳細な確認が難しいため、あくまで簡易的な相談に留めておきましょう。
• 郵送での確認: 婚姻届のコピー（個人情報はマスキング）を役所に郵送し、記載内容の確認を依頼する。返信に時間がかかる場合があるため、余裕を持って依頼しましょう。
• オンラインでの相談（自治体による）: 一部の自治体では、オンラインでの相談を受け付けている場合があります。事前に確認してみましょう。

4. 提出時に必要なもの

婚姻届の提出時には、以下のものが必要になります。

• 婚姻届（記載済み、証人欄に署名・捺印あり）
• 本人確認書類: 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど
• 戸籍謄本: 本籍地が届出先の市区町村と異なる場合。
• 印鑑: 訂正印として使用する可能性があります。
• その他: 未成年者の場合は父母の同意書などが必要な場合があります。

5. スムーズな提出のために

婚姻届は、人生の門出を祝う大切な書類です。事前にしっかりと準備をして、スムーズな提出を目指しましょう。不明な点があれば、遠慮なく役所の窓口に相談し、万全の状態で提出に臨んでください。素敵な結婚生活のスタートを応援しています。