婚姻届の提出日が入籍日になるのですか？

婚姻届の提出日が、必ずしも入籍日になるとは限りません！ 知っておきたい入籍日の真実

「婚姻届を提出した日」は、新しい人生のスタートを記念する大切な日。多くの方がその日を入籍日として認識しているのではないでしょうか。しかし、実は、婚姻届の提出日がそのまま法律上の入籍日になるとは限らない場合があるのです。今回は、婚姻届の提出と入籍日の関係について、より詳しく解説していきます。

入籍日とは？法律的な定義と一般的な認識

まず、入籍日とは、法的に夫婦と認められる日、つまり婚姻が成立した日を指します。婚姻は、民法に基づいて婚姻届を提出し、それが受理されることによって成立します。ですから、原則として、婚姻届が受理された日が法律上の入籍日となるのは間違いありません。

しかし、ここで注意したいのは、「受理される」という点です。

提出日と受理日のズレが生じるケース

婚姻届は、役所の窓口に提出するだけでなく、郵送で提出することも可能です。この場合、婚姻届が役所に到着した日が「提出日」となり、役所が書類を審査し、問題がないと判断した日が「受理日」となります。

郵送で提出した場合、提出日と受理日の間に数日のズレが生じる可能性があります。特に、書類に不備があった場合、受理されるまでにさらに時間がかかることもあります。

また、役所の営業時間外に提出した場合も、注意が必要です。夜間や休日など、窓口が閉まっている時間に提出した場合、書類の確認作業は翌営業日以降に行われます。この場合も、提出日と受理日の間にズレが生じる可能性があります。

大切な記念日、確実に「入籍日」とするために

「どうしてもこの日を入籍日にしたい！」という特別な日がある場合は、事前に役所に相談することをおすすめします。

• 事前に婚姻届の記載内容を確認してもらう: 不備があると受理が遅れてしまうため、事前に記載内容をチェックしてもらうことで、スムーズな受理に繋がります。
• 提出日と受理日の関係を確認する: 郵送で提出する場合は、余裕を持って提出し、受理日を確認するようにしましょう。営業時間外に提出する場合は、翌営業日の取り扱いについて確認しておきましょう。
• 窓口での提出を検討する: 確実にその日に入籍したい場合は、窓口で提出するのが一番確実です。

入籍日は二人の大切な記念日

入籍日は、二人にとって特別な意味を持つ大切な記念日です。法律上の入籍日を正確に把握し、二人の思い出に残る素敵な日を迎えられるように、事前にしっかりと準備しておきましょう。万が一、希望の日に入籍できなかったとしても、それもまた二人の思い出の一部になるかもしれません。大切なのは、二人で話し合い、納得のいく形で入籍日を決めることです。

この情報が、皆様にとって有益なものとなれば幸いです。