結婚式の当日キャンセルをしたらお祝いは渡すの？

結婚式当日キャンセル、お祝いはどうする？ 心遣いを伝える贈り方

結婚式は人生の大きな節目。招待された側は、お祝いの気持ちを込めて出席し、祝福の言葉を贈ります。しかし、やむを得ない事情で当日キャンセルせざるを得ない場合、お祝いはどうすれば良いのでしょうか？特に当日キャンセルとなると、新郎新婦への配慮がより一層求められます。単にお祝いを渡すだけでなく、心遣いを伝える方法を考えましょう。

まず大前提として、結婚式当日キャンセルした場合でも、お祝いは贈るのがマナーです。招待を受けた時点で、出席の意思を示し、新郎新婦もその分の準備を進めているからです。当日のキャンセルは、新郎新婦にとって精神的にも、場合によっては金銭的にも負担をかけることになります。お祝いを贈ることで、お詫びの気持ちと祝福の想いを伝えましょう。

では、どのようにお祝いを贈るのが適切でしょうか？理想は、直接新郎新婦に手渡すことです。キャンセルした理由を直接伝え、改めてお祝いの言葉を述べることができれば、真摯な気持ちが伝わるでしょう。キャンセル連絡の際に、直接会って渡す旨を伝えて都合を調整するのが良いでしょう。もし、遠方であったり、どうしても都合がつかない場合は、現金書留郵便で送付する方法が一般的です。

現金書留で送る際は、祝儀袋に現金を入れ、丁寧な手紙を添えましょう。手紙には、結婚式に出席できなかったことへのお詫び、キャンセルに至った理由、そして二人の門出を祝福する言葉などを書き添えます。簡潔ながらも真心が伝わるように、自分の言葉で綴ることが大切です。テンプレートのような文章ではなく、新郎新婦との関係性や思い出などを織り交ぜると、より気持ちが伝わるでしょう。

例えば、学生時代からの友人であれば、「結婚式に出席できず、本当に残念です。楽しみにしていたのに、当日に体調を崩してしまい…（中略）…学生時代、いつも相談に乗ってくれてありがとう。〇〇さんと△△さんの明るい未来を心から願っています。」のように、具体的なエピソードを交えて書くことで、よりパーソナルなメッセージになります。

また、贈る金額は、本来出席する予定だった場合と同じ金額が一般的です。ご祝儀の相場は地域や関係性によって異なりますが、一般的には友人であれば3万円、親族であれば5万円〜10万円が相場とされています。

さらに、お祝いの他に、新婚旅行から帰ってきた後に、改めてお祝いの品を贈るという方法もあります。二人の新生活に役立つものを選んだり、二人の好みに合わせたプレゼントを贈るのも良いでしょう。例えば、カタログギフトや、新居に飾れるようなインテリア雑貨、ペアの食器なども喜ばれるでしょう。

当日キャンセルは、新郎新婦にとって残念な出来事ですが、誠意ある対応をすることで、心遣いを伝えることができます。直接会って渡すのが難しい場合は、現金書留と丁寧な手紙で、お祝いの気持ちと共にお詫びの気持ちを伝えましょう。そして、機会があれば、改めてお祝いの言葉を伝えることで、良好な関係を続けることができるでしょう。 真摯な対応を心がけることが大切です。