結婚式 急遽欠席 ご祝儀 いつ渡す？

結婚式を急遽欠席！ご祝儀、いつどう渡すのが正解？スマートな対応で祝福の気持ちを伝えよう

結婚式の招待状を受け取った時は、喜びと祝福の気持ちでいっぱいになりますよね。しかし、人生には予期せぬ出来事がつきもの。急な仕事、身内の不幸、体調不良など、やむを得ない事情で、楽しみにしていた結婚式を欠席せざるを得ない状況に陥ることもあります。

そんな時、頭を悩ませるのが「ご祝儀をどうするか」という問題です。「欠席するから渡さなくても良いのか？」「渡すとしたらいつ、どのように渡せば失礼にならないのか？」など、様々な疑問が浮かんでくるでしょう。

結論から言うと、結婚式を欠席する場合でも、ご祝儀は贈るのがマナーです。特に、招待状の返信で「出席」と伝えていた場合や、料理や引き出物の手配が進んでいる可能性を考えると、ご祝儀は新郎新婦への祝福の気持ちと、迷惑をかけてしまうことへの配慮を示す大切な手段となります。

では、具体的にいつ、どのように渡せば良いのでしょうか？

1. 渡すタイミング：

• 結婚式の1～2ヶ月前： これは、招待状への返信後、できるだけ早めに贈るのが理想的です。新郎新婦は結婚式の準備で何かと物入りなので、早めに贈ることで経済的な負担を少しでも軽減できます。
• 遅くとも1週間前まで： 結婚式直前になると、新郎新婦は最終準備に追われ、バタバタしている可能性が高いです。少なくとも1週間前までに贈ることで、新郎新婦に迷惑をかけることなく、落ち着いて受け取ってもらえます。

2. 渡す方法：

• 現金書留： ご祝儀袋にお金を入れ、現金書留で新郎新婦のご自宅に送るのが一般的です。現金書留専用の封筒に入れ、郵便局で手続きをしましょう。
• 直接手渡し： 新郎新婦と親しい間柄であれば、直接手渡しすることも可能です。事前に連絡を取り、都合の良い日時を確認してから訪問しましょう。
• 共通の友人・知人に託す： 結婚式に出席する共通の友人・知人に、ご祝儀を託すのも一つの方法です。事前に事情を説明し、新郎新婦に渡してもらえるようお願いしましょう。

3. ご祝儀袋の選び方と書き方：

• ご祝儀袋： 水引が「結び切り」または「あわじ結び」になっているものを選びましょう。これは、一度結ぶとほどけないことから、「二度と繰り返さない」という意味合いがあり、結婚祝いにふさわしいとされています。
• 表書き： 上段には「御祝」または「御結婚御祝」と書き、下段には自分の名前をフルネームで書きましょう。
• 中袋： 中袋には、金額と住所、氏名を記載します。金額は、漢数字で記入しましょう。（例：金伍萬円）

4. メッセージを添えて祝福の気持ちを伝える：

ご祝儀を渡す際には、お祝いのメッセージを添えることが大切です。欠席することへのお詫びと、新郎新婦の幸せを心から願う気持ちを、丁寧に伝えましょう。

例えば、以下のようなメッセージを添えることができます。

• 「ご結婚おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。どうしても都合がつかず、結婚式に参列できず、大変申し訳ございません。お二人の末永い幸せを心から願っています。」
• 「ご結婚おめでとう。素敵な結婚式の報告を楽しみにしています。お二人の新しい門出を、心から祝福しています。」
• 「お二人の結婚を心よりお祝い申し上げます。末永くお幸せに。落ち着いたらぜひお会いしたいです。」

5. その他：

• ご祝儀の金額： 一般的に、出席する場合と同額程度（3万円～5万円）を目安に包みます。ただし、欠席の理由や新郎新婦との関係性によって、金額を調整しても構いません。
• 電報を送る： 結婚式当日に電報を送ることで、欠席の寂しさをカバーし、祝福の気持ちを伝えることができます。

急遽欠席することになってしまった場合でも、ご祝儀を渡すタイミングや方法、メッセージなどに配慮することで、新郎新婦に失礼なく、祝福の気持ちを伝えることができます。スマートな対応で、新郎新婦の新たな門出を祝いましょう。