結婚祝いで300万円を贈与したら贈与税はかかりますか？

300万円の結婚祝いは贈与税の対象になるの？

結婚のお祝いで贈られた現金や品物が一定金額を超えると、贈与税の対象になる可能性があります。では、結婚祝いとして300万円を贈与した場合、贈与税が発生するのでしょうか。

結婚祝いの非課税枠

結婚祝いやご祝儀は、300万円までは贈与税の非課税枠として認められています。つまり、300万円以下の結婚祝いについては、贈与税はかかりません。

300万円を超える場合

300万円を超える結婚祝いを贈与した場合、超過金額に対して贈与税がかかります。贈与税の税率は、贈与金額に応じて異なります。300万円を超えた部分の税率は次のとおりです。

• 300万円超～500万円超：10%
• 500万円超～1,000万円超：15%
• 1,000万円超：20%

例

例えば、結婚祝いに500万円を贈与した場合、300万円を超える200万円（500万円 – 300万円）に対して贈与税が発生します。この場合、贈与税は10％で計算され、20万円（200万円 × 10%）の贈与税がかかります。

注意点

• 非課税枠は被贈与者1人あたりです。つまり、夫婦2人にそれぞれ300万円ずつ贈与しても、計600万円については非課税になります。
• 現金だけでなく、品物や不動産などの贈与も贈与税の対象になります。
• 贈与税の申告と納付は、贈与があった翌年の2月1日から3月15日までに行う必要があります。

結論

結婚祝いで300万円を贈与した場合、贈与税はかかりません。ただし、300万円を超える金額を贈与すると、超過金額に対して贈与税が発生します。贈与税に関する詳細は、税務署や税理士にご相談ください。