顔合わせで包むお金はいくらくらいですか？

顔合わせ、人生の大きな節目に大切な一歩。両家の親睦を深め、これから始まる未来への希望に満ちた、心温まる時間となることを願ってのことでしょう。しかし、その準備において頭を悩ませるもののひとつが、費用です。特に、お包みする金額については、具体的な相場が分からず、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、顔合わせでのお包みは、地域差や参加人数、会食場所のグレードによって大きく変動します。全国平均は約6万6千円と言われていますが、これはあくまで平均値であり、首都圏や関西圏などでは7万円を超えるケースも珍しくありません。 この金額には、会食費が大部分を占めますが、それ以外にも様々な費用が含まれています。

まず、最も大きな負担となる会食費。レストランを予約する際に、個室利用やコース料理の選択によって金額は大きく変わってきます。高級レストランを選ぶ場合は、1人あたり1万円を超えることも容易に想像できます。参加人数が多いほど、この負担は増大します。例えば、両家の両親と、あなたとパートナーの計6名であれば、会食費だけでも3万円を超える可能性があります。

次に、交通費。遠方から参加される方の交通費負担は、配慮が必要な点です。高速代や新幹線代など、金額が大きくなる可能性があります。特に、片道数時間かかるような距離であれば、交通費だけで数千円～数万円かかるケースも考えられます。事前に確認し、負担の有無や方法を話し合っておくことが重要です。

さらに、服装代も忘れてはいけません。顔合わせは人生の重要なイベントです。相手に失礼のないよう、清潔感のある服装を選びたいと思うでしょう。女性であれば、ワンピースやスーツなど、男性であればスーツなど、新しい服を用意する必要があるかもしれません。これらにかかる費用も、数千円から数万円と幅があります。

そして、手土産。両家の親御さんへの感謝の気持ちを表すため、手土産は欠かせません。高級菓子や果物、地元の名産品など、様々な選択肢がありますが、これも数千円程度の費用を見込んでおく必要があります。

これらの費用を全て合計すると、6万6千円という全国平均も決して高い金額ではないことが分かります。むしろ、参加人数や場所、レストランのグレードによっては、それ以上の費用がかかることも十分に考えられます。

では、具体的にいくら包めば良いのでしょうか？ 平均値を参考に、余裕を持った予算を立てることが大切です。参加人数や会食場所、交通費などを考慮し、7万円〜10万円程度の予算を想定しておくのが無難でしょう。大切なのは、金額よりも気持ちです。しかし、金額が少なすぎると、失礼にあたる可能性もあるため、事前に情報を集め、適切な金額を判断するようにしましょう。

最終的には、ご自身の状況と相談しながら、無理のない範囲で、気持ちのこもったお包みをすることが大切です。大切なのは、お金ではなく、両家の親睦を深め、未来への希望に満ちた、心に残る時間を作ることです。 この機会を通して、お互いの家族を深く理解し、温かい絆を築いていきましょう。