英語で「狂ってる」をスラングで言うと?

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日本語: 「頭おかしいんじゃないの?」という意味のスラング表現は「ナッツ(nuts)」です。「クレージー(crazy)」と同義ですが、より強い語気を持っています。

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英語スラングで「狂ってる」を表現する多彩な言い回し

インターネットで「狂ってる」を英語で検索すると、”crazy” が真っ先に出てくるでしょう。しかし、生の会話ではもっと多様でニュアンス豊かな表現が使われています。今回は、単に「狂ってる」だけでなく、その状況や感情に合わせたピッタリなスラング表現を、カジュアルな口語からややフォーマルなものまで、幅広く紹介していきます。

強烈な狂気を表現する時

何かが信じられないほどクレイジーで、常識外れな行動や考え方に驚愕した時、以下の表現がピッタリです。

  • Nuts: 日本語の「頭おかしいんじゃないの?」に近いニュアンス。完全に常軌を逸している様子を表します。”He’s gone completely nuts!”(彼は完全に頭がおかしくなった!)のように使います。
  • Bonkers: Nuts と同様に、正気を失った状態を表します。少しユーモラスな響きも持ち合わせています。”This traffic is driving me bonkers!”(この渋滞のせいで頭がおかしくなりそう!)
  • Batshit crazy: 非常に強い表現で、下品な響きも含まれるため、親しい間柄での使用に留めましょう。怒りや呆れを強く表現したい時に効果的です。”That plan is batshit crazy! It will never work.”(あの計画は完全に狂ってる!絶対にうまくいかない。)
  • Off one’s rocker: ロッカー(揺り椅子)から落ちてしまったかのように、正常な状態から外れている様子を表します。”She’s completely off her rocker if she thinks she can win.”(彼女が勝てると思ってるなら、完全に頭がおかしい。)
  • Out of one’s mind: 正気を失っている、我を忘れている状態を指します。”He was out of his mind with worry.”(彼は心配で気が狂いそうだった。)

少し軽めの狂気を表現する時

少し変わった、風変わりな、あるいは突拍子もない行動や考え方を表現する際には、以下のスラングが適しています。

  • Wacky: 少し変わった、風変わりな様子を表す、比較的軽い表現です。”He has some wacky ideas about how to run the business.”(彼は会社の経営について、ちょっと変わった考えを持っている。)
  • Eccentric: 常軌を逸しているという意味合いもありますが、どちらかというと個性的な、風変わりなといったポジティブなニュアンスで使われることが多いです。”She’s a bit eccentric, but she’s a brilliant artist.”(彼女は少し変わっているけど、素晴らしい芸術家だ。)
  • Weird: 奇妙な、不思議なといった意味で、広く使われる表現です。ネガティブな意味合いだけでなく、興味深い、魅力的なといったニュアンスを含むこともあります。”That movie was really weird, but I kind of liked it.”(あの映画は本当に奇妙だったけど、なんだか気に入った。)
  • Offbeat: 型破りな、独特なといった意味で、音楽やファッションなど、芸術的な分野でよく使われます。”She has a very offbeat sense of style.”(彼女はとても独特なファッションセンスを持っている。)
  • Loco: スペイン語由来のスラングで、「狂った」という意味です。比較的カジュアルな表現です。”He went loco after winning the lottery.”(彼は宝くじに当たって気が狂ったようになった。)

その他の表現

  • Insane: 精神的に異常な状態を表すフォーマルな言葉ですが、スラングとしても使われます。”The amount of work we have to do is insane!”(やらなきゃいけない仕事の量がめちゃくちゃ多い!)
  • Lunatic: 狂人という意味のやや古風な言葉ですが、今でも強い表現として使われることがあります。 “He drives like a lunatic!”(彼はまるで狂人のように運転する!)

このように、「狂ってる」を英語で表現するスラングは実に様々です。それぞれのニュアンスを理解し、状況に応じて使い分けることで、より自然で効果的なコミュニケーションが可能になります。上記の表現を参考に、ぜひ自身の語彙に取り入れてみてください。