インドネシアでIMEIが登録されていない端末は使えなくなった？

インドネシア、IMEI未登録端末の使用禁止へ

2020年9月15日以降、インドネシアではIMEI（国際移動体機器識別番号）未登録の携帯電話は使用不可となります。政府は、違法な携帯電話の流通を抑制するため、この措置を導入しました。

この規制により、海外から持ち込まれた携帯電話の国内使用が実質的に不可能になり、全ての端末はIMEIの登録が必要です。IMEIは、各携帯電話に割り当てられた固有の識別番号です。

政府は、この措置によって、盗難品や偽造品の携帯電話の出回り防止、税収の増加、国民の安全性の向上が図られると期待しています。

IMEI登録は、通信事業者を通じてオンラインまたはオフラインで行われます。手順は携帯電話会社によって異なります。登録には、携帯電話本体、身分証明書、購入証明書などが必要となります。

登録が完了すると、携帯電話のIMEIは当局のデータベースに記録され、ネットワークに接続できます。IMEIが登録されていない携帯電話は、9月15日以降はネットワークへの接続が遮断されます。

この規制は、政府の通信規制当局である通信情報技術省（Kominfo）によって施行されます。Kominfoは、IMEI登録に関するガイドラインと罰則を発行しています。

IMEI未登録の携帯電話を使用している個人は、罰金または刑期を課される可能性があります。政府は、国民に対してIMEI登録を遵守するよう呼びかけています。

この措置は、携帯電話産業に大きな影響を与えることが予想されます。また、海外から携帯電話を購入してインドネシアで使用する場合は、IMEI登録が必須となることに留意することが重要です。