エンジンをかける順番は？

エンジンの始動手順

エンジンを安全かつ効率的に始動するには、正しい順番で操作を行うことが不可欠です。順番を間違えると、エンジンにダメージを与えたり、怪我をしたりする可能性があります。以下に、エンジンの始動手順を段階的に説明します。

1. ブレーキペダルを踏む

エンジンを始動する前に、ブレーキペダルをしっかりと踏んでください。これにより、車が誤って前進や後退するのを防ぎます。一部の車両では、ブレーキペダルを踏まないとエンジンが始動しない安全機能が備わっています。

2. シフトレバーが「P」の位置にあることを確認する

オートマチックトランスミッション車では、シフトレバーが「P」（パーキング）の位置にあることを確認してください。マニュアルトランスミッション車では、シフトレバーをニュートラルの位置にします。

3. キーを挿入して「OFF」の位置にする

車のキーをイグニッションに挿入し、「OFF」の位置にします。この位置では、すべての電気システムがオフになっています。

4. キーを「ACC」、「ON」、「START」の順に回す

キーを「ACC」（アクセサリー）の位置に回すと、ラジオやエアコンなどのアクセサリー電源がオンになります。「ON」の位置に回すと、ダッシュボードの計器が作動し始め、エンジン始動の準備が整います。最後に、キーを「START」の位置に回して、セルモーターを始動させます。

5. エンジンが始動したらキーから手を離す

エンジンが始動すると、キーを「ON」の位置に戻します。キーを「START」の位置に保持し続けると、セルモーターが過度に作動して損傷する可能性があります。

追加のヒント:

• エンジン始動時にアクセルペダルを踏まないようにしてください。ほとんどの現代車では、アクセルペダルを踏まなくてもエンジンが始動します。アクセルを踏むと、エンジンが洪水したり、その他の問題が発生したりする可能性があります。
• エンジンが始動しない場合は、キーを「OFF」の位置に戻してもう一度やり直してください。セルモーターを長時間にわたり連続して作動させると、バッテリーが消耗したり、セルモーターが損傷したりする可能性があります。
• エンジンが始動した後、少しアイドリングさせてください。これにより、エンジンオイルがエンジン全体に循環して、可動部の適切な潤滑が行われます。