テザリングでインターネット接続なしになるのはなぜ?

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テザリング中にインターネットに接続できない場合は、パソコンのセキュリティソフトが接続をブロックしている可能性があります。セキュリティソフトを無効にして、接続が改善されるかどうかを確認してください。

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テザリング接続のはずが、なぜかインターネットにつながらない!原因と解決策を探る

スマートフォンやタブレットのデータ通信を利用して、パソコンや他のデバイスをインターネットに接続するテザリング。外出先での作業や緊急時には非常に便利な機能ですが、「テザリング接続したはずなのに、なぜかインターネットにつながらない…!」という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

インターネット上でよく見かける「セキュリティソフトが原因」という可能性も確かにありますが、実はそれ以外にも様々な要因が考えられます。ここでは、テザリング接続がうまくいかない場合に考えられる原因と、それぞれの解決策を深掘りして解説します。

1. 通信キャリア側の制限:テザリングオプションの確認とデータ容量の制限

まず確認すべきは、契約している通信キャリアのプランです。

  • テザリングオプションの有無: 一部のプランでは、テザリング機能がオプション扱いになっている場合があります。契約内容を確認し、テザリングオプションが有効になっているか確認しましょう。
  • テザリング容量制限: 契約プランによっては、テザリングで利用できるデータ容量に上限が設けられている場合があります。データ容量を超過すると、通信速度が著しく低下したり、テザリング自体が利用できなくなることがあります。データ残量を確認し、必要に応じてデータチャージを検討しましょう。
  • 通信障害: まれに、通信キャリア側のシステム障害によってテザリングが利用できなくなることがあります。通信キャリアの公式サイトやSNSなどで、通信障害に関する情報が公開されていないか確認しましょう。

2. デバイス側の設定ミス:アクセスポイント名(APN)とパスワードの確認

テザリング元のスマートフォンやタブレット、そして接続先のデバイスの設定も重要です。

  • アクセスポイント名(APN): 接続先のデバイスで、正しいAPNが設定されているか確認しましょう。APNは、通信キャリアが提供するネットワークに接続するための設定情報です。通常は自動設定されますが、設定が誤っているとインターネットに接続できません。
  • パスワード: テザリング接続時に必要なパスワードが正しいか確認しましょう。パスワードが間違っていると、接続自体が拒否されます。
  • 省電力モード: スマートフォンやタブレットの省電力モードが有効になっていると、テザリング機能が制限されることがあります。省電力モードをオフにして、再度接続を試してみてください。
  • 機内モード: 誤って機内モードが有効になっていると、すべての無線通信が遮断されます。機内モードをオフにして、再度接続を試してみてください。

3. 接続先のデバイス側の問題:ネットワーク設定とセキュリティソフトの確認

接続先のデバイス、特にパソコン側にも問題がある可能性があります。

  • ネットワーク設定: パソコンのネットワーク設定が正しく構成されているか確認しましょう。IPアドレスやDNSサーバーの設定が誤っていると、インターネットに接続できません。
  • セキュリティソフト: セキュリティソフトがテザリング接続をブロックしている可能性があります。セキュリティソフトの設定を確認し、テザリング接続を許可するように設定を変更するか、一時的に無効にして接続を試してみてください。
  • OSのアップデート: 古いバージョンのOSを使用している場合、テザリング機能が正常に動作しないことがあります。OSを最新バージョンにアップデートすることで、問題が解決する可能性があります。
  • ドライバの問題: 無線LANドライバが古くなっている、または破損している可能性があります。デバイスマネージャーから無線LANドライバを更新するか、再インストールを試してみてください。

4. その他:電波状況と距離の問題

上記以外にも、以下の要因が考えられます。

  • 電波状況: テザリング元のスマートフォンやタブレットの電波状況が悪いと、接続が不安定になったり、接続できなくなることがあります。電波状況の良い場所に移動して、再度接続を試してみてください。
  • 距離: テザリング元のスマートフォンやタブレットと、接続先のデバイスとの距離が離れすぎていると、接続が不安定になることがあります。できるだけ近い距離で接続を試してみてください。

最後に

これらの解決策を試してもテザリング接続がうまくいかない場合は、通信キャリアやデバイスのメーカーに問い合わせてみましょう。専門的な知識を持った担当者が、問題解決をサポートしてくれるはずです。