データローミングをオンにしたままにしておくとどうなる?

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データローミングをオンにしたままにすると、海外など、契約外の地域で通信した場合、高額なローミング料金が発生します。データ容量を使い果たすと、追加料金が発生したり、速度制限がかかったりする可能性があります。予期せぬ高額請求を防ぐため、海外利用時はデータローミングをオフにするか、現地プリペイドSIMカードやWi-Fiスポットの利用を検討することが推奨されます。事前に通信会社に問い合わせて、ローミングプランを確認することも重要です。
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データローミングをオンにしたまま海外へ飛び立つのは危険信号? 知っておくべきリスクと賢い対策

「データローミング」という言葉を聞いたことはありますか? 海外旅行や出張の際に、スマートフォンやタブレットでインターネットを利用する上で、避けては通れない重要な設定項目です。しかし、その仕組みを理解せずに、安易にデータローミングをオンにしたまま海外へ飛び立つと、思わぬ高額請求に悩まされることになるかもしれません。

この記事では、データローミングをオンにしたまま海外で使用した場合に起こりうるリスクを詳しく解説し、賢く海外でインターネットを利用するための対策をご紹介します。

データローミングとは? なぜ高額請求に繋がるのか?

データローミングとは、通常契約している携帯電話会社(例えば、NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)の通信回線ではなく、提携している海外の通信事業者の回線を利用してデータ通信を行う仕組みのことです。

日本国内で使用している場合は、契約しているデータプランの範囲内でインターネットを利用できますが、海外でデータローミングをオンにすると、このプランの対象外となり、利用したデータ量に応じて高額なローミング料金が発生します。

イメージとしては、普段利用している高速道路ではなく、別の会社の有料道路を利用するようなものです。その有料道路の料金体系を事前に確認せずに走行し続けると、後日、驚くほど高額な請求書が届くことになります。

データローミングをオンにしたまま海外で使用した場合のリスク

データローミングをオンにしたまま海外で使用すると、以下のようなリスクが考えられます。

  • 高額なローミング料金の発生: 一番のリスクは、やはり高額なローミング料金です。利用する国や地域、通信事業者によって料金は異なりますが、わずか数時間インターネットを利用しただけで数千円、数日間の旅行で数万円の請求が発生するケースも珍しくありません。
  • データ容量の消費と追加料金: データローミングの料金は、利用したデータ量に応じて課金されることが一般的です。動画を視聴したり、地図アプリを利用したりすると、あっという間にデータ容量を消費し、追加料金が発生する可能性があります。
  • 通信速度の制限: ローミングプランによっては、一定のデータ量を超過すると通信速度が制限される場合があります。そうなると、地図アプリの表示が遅くなったり、SNSの閲覧に時間がかかったりするなど、快適なインターネット利用が難しくなります。
  • バックグラウンド通信による無駄なデータ消費: スマートフォンやタブレットは、ユーザーが意識していなくても、アプリの自動アップデートや通知の受信など、バックグラウンドでデータ通信を行っています。データローミングをオンにしたまま放置すると、これらのバックグラウンド通信によって、無駄なデータ容量を消費してしまう可能性があります。
  • セキュリティリスクの増大: フリーWi-Fiスポットなど、セキュリティ対策が不十分なネットワークを利用した場合、個人情報が盗まれたり、ウイルスに感染したりするリスクが高まります。

賢く海外でインターネットを利用するための対策

上記のようなリスクを回避し、賢く海外でインターネットを利用するためには、以下の対策を検討しましょう。

  • データローミングをオフにする: まず、海外に到着したら、スマートフォンやタブレットの設定でデータローミングをオフにすることを徹底しましょう。これで、意図しないデータ通信を防ぐことができます。
  • 現地プリペイドSIMカードの利用: 海外の通信事業者が提供するプリペイドSIMカードを購入し、利用する方法です。現地の料金体系でデータ通信を利用できるため、ローミング料金よりも大幅に安く済むことが多いです。
  • Wi-Fiスポットの利用: ホテルやカフェ、空港など、無料でWi-Fiを利用できるスポットを活用しましょう。ただし、セキュリティ対策が不十分なWi-Fiスポットもあるため、注意が必要です。
  • 海外用Wi-Fiルーターのレンタル: 海外旅行者向けのWi-Fiルーターをレンタルする方法です。複数人でシェアすることもできるため、グループ旅行などにもおすすめです。
  • 事前に通信事業者にローミングプランを確認: 契約している携帯電話会社が提供するローミングプランを確認し、利用する国の料金体系やデータ容量、利用条件などを把握しておきましょう。

海外旅行前に必ず確認を!

データローミングは、海外でインターネットを利用する上で便利な機能ですが、その仕組みを理解せずに利用すると、思わぬ高額請求に繋がる可能性があります。

海外旅行や出張の前に、必ずデータローミングの設定を確認し、上記のような対策を講じることで、安心して快適なインターネット環境を手に入れることができます。事前の準備をしっかりと行い、楽しい海外旅行にしましょう。