ネットでカード決済するとき暗証番号は必要ですか？

ネットでカード決済、暗証番号はいつも必要？サインレス決済との違いと安全な利用法

クレジットカードでネットショッピングをする際、「暗証番号」を求められるかどうかは、利用シーンやカードの種類、そしてセキュリティ対策の設定状況によって異なります。店舗での対面決済と異なり、顔が見えないネット上では、カード情報の不正利用を防ぐための様々な仕組みが設けられています。

暗証番号が必要になるケース：3Dセキュア（本人認証サービス）

多くのオンラインショップでは、クレジットカード決済時に「3Dセキュア」という本人認証サービスを導入しています。これは、カード会社に登録されたパスワードやワンタイムパスワードを入力することで、本人確認を行う仕組みです。3Dセキュアが導入されているサイトでは、決済時に暗証番号、もしくはそれに代わるパスワードの入力を求められることがあります。これは、カード番号や有効期限といった情報が盗まれた場合でも、第三者による不正利用を防ぐための有効な手段となります。

サインレス決済とは？

本文にある「サインレス決済」は、主に実店舗での決済で、一定金額以下の買い物の場合にサインや暗証番号の入力を省略できるシステムを指します。しかし、ネットショッピングにおいては、直接サインをすることはできません。ネットでのサインレス決済に近いのは、3Dセキュアが導入されていない、もしくは、3Dセキュアの設定を省略できるサイトでの決済です。これらのサイトでは、カード番号、有効期限、セキュリティコードといった情報を入力するだけで決済が完了します。

注意点：サインレス決済の落とし穴

サインや暗証番号が不要なネット決済は、スピーディーで便利な反面、不正利用のリスクも高まります。なぜなら、カード情報が盗まれれば、簡単に不正利用されてしまう可能性があるからです。

安全なネット決済のために：必須のセキュリティ対策

ネットでカード決済を利用する際には、以下の点に注意してセキュリティ対策を講じることが重要です。

• 3Dセキュアの設定： カード会社が提供する3Dセキュア（本人認証サービス）を設定し、パスワードを忘れないように管理しましょう。
• セキュリティソフトの導入： パソコンやスマートフォンに最新のセキュリティソフトを導入し、常にウイルス対策を行いましょう。
• SSL暗号化通信の確認： 決済ページのアドレスが「https」で始まり、鍵マークが表示されていることを確認しましょう。これは、通信が暗号化されていることを示し、情報漏洩のリスクを軽減します。
• 利用明細の定期的なチェック： クレジットカードの利用明細を定期的に確認し、身に覚えのない請求がないか確認しましょう。不審な請求があった場合は、すぐにカード会社に連絡してください。
• フィッシング詐欺に注意： 不審なメールやSMSに記載されたURLをクリックしないようにしましょう。カード会社を装った詐欺サイトに誘導され、個人情報を盗まれる可能性があります。
• 公共Wi-Fiの利用を避ける： セキュリティ対策が不十分な公共Wi-Fiを利用してクレジットカード決済を行うのは避けましょう。

まとめ

ネットでのカード決済は、暗証番号の入力が必要な場合とそうでない場合があります。利便性とセキュリティのバランスを考慮し、3Dセキュアの設定やセキュリティソフトの導入など、適切なセキュリティ対策を講じることで、安心してネットショッピングを楽しむことができます。定期的な利用明細のチェックも忘れずに行いましょう。