マイナンバーカードの裏側にはQRコードがありますが、これは何ですか?

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マイナンバーカードの裏側にあるQRコードには、12桁のマイナンバーが記録されています。注意すべきなのは、このQRコードをインターネットなどで共有することは、個人情報の提供制限違反となる可能性があることです。

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マイナンバーカード裏面のQRコード:知っておくべきこと、利用方法と注意点

マイナンバーカードを手に取ると、表面の顔写真や記載事項に目がいくと思いますが、裏面にも重要な情報が詰まっています。特に気になるのが、ひっそりと印字されたQRコードではないでしょうか。一見すると単なる記号に見えるこのQRコードには、一体どんな情報が記録されているのでしょうか? そして、安全に利用するためにはどんな点に注意すべきなのでしょうか?

結論から言うと、マイナンバーカード裏面のQRコードには、12桁のマイナンバー(個人番号)が記録されています。この情報が記録されている理由は、主に以下の2つの目的のためです。

  1. 事務手続きの効率化: マイナンバーは、行政機関や民間企業が社会保障、税、災害対策といった分野で個人の情報を正確に管理するために用いられます。QRコードを用いることで、これらの機関がカードリーダーやスマートフォンアプリなどを利用して、迅速かつ正確にマイナンバーを読み取ることが可能になります。手入力による誤りを防ぎ、事務処理の効率化に貢献するのです。

  2. マイナポータル連携の簡略化: マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、行政手続きのオンライン申請や、自分の情報を確認することができます。マイナンバーカードのQRコードを読み込むことで、マイナポータルへのログインや各種手続きがよりスムーズに行えるようになります。

しかし、ここで重要な注意点があります。それは、マイナンバーは非常に重要な個人情報であるということです。マイナンバーが漏洩してしまうと、悪用されるリスクがあり、なりすましや不正な情報利用につながる可能性があります。そのため、マイナンバーカード裏面のQRコードの取り扱いには細心の注意が必要です。

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • QRコードの画像をインターネット上に公開しない: これは絶対に行ってはいけないことです。SNSやブログなどにQRコードの画像をアップロードすることは、マイナンバーを公開するのと同じことです。
  • QRコードを不用意に人に読み取らせない: マイナンバーカードを預けたり、QRコードを読み取らせたりする場合は、相手が信頼できる相手かどうかを慎重に判断する必要があります。
  • 紛失・盗難に注意する: マイナンバーカード自体を紛失したり、盗難されたりしないように、厳重に管理しましょう。もし紛失・盗難に遭ってしまった場合は、すぐにマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に連絡し、カードの利用停止手続きを行う必要があります。

マイナンバーカード裏面のQRコードは、便利なツールである一方で、個人情報漏洩のリスクも伴います。正しい知識を持ち、適切な利用方法を心がけることで、安全にマイナンバーカードを活用していきましょう。もし不安な点があれば、お住まいの自治体の窓口やマイナンバー総合フリーダイヤルに相談することをおすすめします。