モバイル通信を切ると電話はかけられますか？

モバイル通信をオフにしても電話はかけられますか？

日常生活に欠かせない携帯電話。通話はもちろん、インターネットへの接続などさまざまな機能が搭載されています。しかし、電池残量の節約やデータ通信料の削減のために、モバイル通信をオフにする場面もあるでしょう。では、モバイル通信をオフにした場合、電話はかけられるのでしょうか？

答えは「はい」です。

モバイル通信は、インターネットへの接続、アプリの利用、電子メールの送受信など、データ通信に利用されます。一方、音声通話と SMS は、モバイルデータとは別のシステムで動作しています。そのため、データ通信をオフにしても、通話やメッセージングに影響が出ることはありません。

音声通話と SMS の仕組み

音声通話と SMS は、サーキット交換という技術を用いて動作しています。これは、通話やメッセージングのたびに、携帯電話と基地局（携帯電話のネットワークと通信するための機器）との間に専用の回路（チャンネル）が確立される仕組みです。この回路は、データ通信に使用されるパケット交換とは異なるため、モバイルデータがオフになっていても、音声通話と SMS は引き続き利用できます。

ただし、例外も

一部の携帯電話会社や機種によっては、モバイルデータが完全にオフになると、緊急通報（110番や119番など）も利用できなくなる場合があります。そのため、緊急時に備えて、モバイルデータがオフになっていないことを確認しておくか、あるいはモバイルデータがオフになっていても緊急通報が利用できる機能を搭載した携帯電話を使用することをおすすめします。

まとめ

携帯電話のモバイルデータ通信をオフにしても、音声通話と SMS は引き続き利用できます。ただし、一部の機種や携帯電話会社では、モバイルデータが完全にオフになると緊急通報が利用できなくなる場合があるため、注意が必要です。