位置情報常に許可だとギガは消費しますか?

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位置情報サービスの常時利用は、データ通信量(ギガ)を消費します。消費量は使用状況によって異なりますが、アプリの位置情報取得や地図アプリの利用、時刻の自動設定など、バックグラウンドでの動作もデータ通信を伴います。iPhoneでは「設定」>「モバイル通信」>「システムサービス」>「時間と場所」で確認可能です。

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位置情報「常に許可」はギガを食う? 知っておくべきデータ通信量の真実

位置情報サービスを「常に許可」に設定していると、バッテリーの減りが早くなる、なんとなくプライバシーが気になる、といったイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。しかし、もう一つ気になるのが、データ通信量、つまり「ギガ」の消費量です。

結論から言うと、「常に許可」にしていると、ギガは消費されます。ただし、その消費量は使い方や設定によって大きく変わります。重要なのは、常に通信しているわけではない、ということです。

なぜ「常に許可」だとギガを消費するのか?

スマートフォンは、GPS、Wi-Fi、モバイルデータ通信、Bluetoothなど、様々な方法で位置情報を特定しています。「常に許可」に設定しているアプリは、これらの機能を常に利用できる状態にあるため、以下の状況でデータ通信が発生します。

  • アプリによる位置情報の定期的な取得: 天気予報アプリ、SNS、地図アプリなどは、ユーザーの現在地に基づいて情報を提供するために、定期的に位置情報を取得します。この際、モバイルデータ通信を利用して情報を送受信するため、ギガを消費します。
  • バックグラウンドでの位置情報利用: アプリによっては、画面を閉じた後も、バックグラウンドで位置情報を利用し続けることがあります。例えば、移動経路を記録するアプリや、特定の場所に到着した際に通知を送るアプリなどが該当します。
  • 位置情報に基づいた広告配信: 広告ネットワークは、ユーザーの現在地に基づいてターゲティング広告を配信します。この際、位置情報取得にモバイルデータ通信が利用されることがあります。
  • システムサービス: スマートフォンのシステム自体も、位置情報を利用することがあります。例えば、タイムゾーンの自動設定や、緊急時の位置情報通知などが挙げられます。

ギガ消費量を抑えるための対策

「常に許可」に設定したまま、ギガ消費量を抑えるためには、以下の対策が有効です。

  1. アプリごとの位置情報利用許可を確認・設定: すべてのアプリを「常に許可」にするのではなく、「アプリ利用中のみ許可」または「許可しない」に設定しましょう。特に、使用頻度の低いアプリや、位置情報を必要としないアプリは、積極的に変更しましょう。
  2. Wi-Fi環境を積極的に利用: 自宅や職場など、Wi-Fi環境が利用できる場所では、積極的にWi-Fiに接続しましょう。これにより、モバイルデータ通信の利用を減らすことができます。
  3. バックグラウンド更新を制限: アプリのバックグラウンド更新をオフにすることで、バックグラウンドでの位置情報取得を制限できます。「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」から設定できます。ただし、重要な通知が遅れる可能性があるため、注意が必要です。
  4. 位置情報サービス設定の見直し: スマートフォンの位置情報サービス設定を見直し、「高精度」モードから「バッテリー節約」モードに変更することで、GPSの利用頻度を減らし、データ通信量を抑制できます。ただし、位置情報の精度が低下する可能性があります。
  5. 位置情報ログの確認: 多くのスマートフォンでは、位置情報の利用状況を確認できます。iPhoneの場合は、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」から、Androidの場合は、「設定」>「位置情報」>「位置情報へのアクセス」から、アプリごとの位置情報利用状況を確認し、不要なアプリの設定を変更しましょう。

まとめ

位置情報「常に許可」は、便利である反面、ギガを消費する可能性も秘めています。しかし、上記のような対策を講じることで、ギガ消費量を抑えながら、位置情報サービスを快適に利用することができます。定期的に位置情報サービスの設定を見直し、自分に合った設定を見つけることが大切です。