冬にエンジンがかからない時の対処法は?

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冬のエンジン始動トラブル解消法!セルモーターを3~5秒回して数秒止め、これを数回繰り返すとエンジンオイルが循環しやすくなり、始動性が向上します。無理な長回しはバッテリー上がりの原因となるので避けましょう。

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冬のエンジンがかからない時の対処法

寒い冬になると、車のエンジンがかからなくなるトラブルが起きやすくなります。特に、気温が氷点下になると、さまざまな要因が重なってエンジン始動が困難になります。ここでは、冬にエンジンがかからない場合の対処法をご紹介します。

1. バッテリーのチェック

冬の低温では、バッテリーの性能が低下します。バッテリーが弱っていると、エンジンの始動に必要な電力を供給できず、セルモーターが回らなくなります。バッテリーターミナルが緩んでいたり、腐食していたりしないかを確認しましょう。また、電圧計を使用してバッテリーの電圧が基準値内にあるかを確認することもできます。

2. エンジンオイルの確認

低温になると、エンジンオイルが粘度を増して流れにくくなります。粘度の高いオイルは、エンジン内部で抵抗となり、セルモーターの負担が増大します。適切な粘度のエンジンオイルを使用し、定期的に交換しましょう。

3. セルモーターの始動方法

セルモーターを回す際は、3~5秒程度回してから数秒間停止させます。これを数回繰り返すことで、エンジンオイルが循環しやすくなり、始動性が向上します。ただし、セルモーターを長回しするとバッテリーが上がってしまうので、注意が必要です。

4. 暖気を取る

エンジンが始動したら、しばらく暖気を取りましょう。低温時には、エンジン内部の金属部品が収縮して隙間が生じます。暖気することで金属が膨張し、隙間が埋まり、エンジンの回転が安定します。

5. スパークプラグのチェック

スパークプラグが汚れていたり、摩耗していたりすると、点火不良の原因になります。スパークプラグの状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。

6. フューエルインジェクターの洗浄

フューエルインジェクターが詰まると、燃料がエンジンに供給されず、始動困難になります。フューエルインジェクタークリーナーを使用して、定期的に洗浄しましょう。

7. フューエルフィルターの交換

フューエルフィルターが詰まると、燃料がエンジンに十分に供給されなくなります。フューエルフィルターは定期的に交換しましょう。

8. ロードサービスの利用

上記の方法を試してもエンジンがかからない場合は、ロードサービスを利用しましょう。専門のメカニックが現場に来て、原因を診断し、修理を行います。

冬にエンジンがかからない場合、慌てずに対処することが大切です。上記の方法を試すことで、多くの場合、自分で解決することができます。ただし、バッテリーが完全に上がってしまった場合や、その他の深刻なトラブルが発生している場合は、無理せずロードサービスを利用しましょう。