技適は自分で取れますか?

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技適マークの取得は個人でも可能です。ただし、認証取得は製造、販売、輸入、点検・修理といった事業者向けです。個人が自作機器を使用する場合は、技術基準適合証明(技適)の自己認証が認められますが、販売などを目的とする場合は、事業者としての認証取得が必須となります。 手続きは複雑なため、専門機関への依頼も選択肢として考慮ください。
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技適マークを個人で取得できますか?

技適マークは、無線機器が日本の技術基準に適合していることを示す認証マークです。原則として、無線機器を製造、販売、輸入、点検、修理する事業者は、技適マークを取得する必要があります。

ただし、個人が自作した無線機器を私用で使用する場合は、自己認証と呼ばれる手続きにより、技適マークの取得が可能です。自己認証は、個人でも比較的容易な手続きですが、販売や譲渡などを目的とする場合は、事業者としての技適マークの取得が必要となります。

自己認証の手続き

自己認証の手続きは次のとおりです。

  1. 機器の自作: 無線機器を自作します。
  2. 技術基準の適合確認: 自作した機器が日本の技術基準に適合することを確認します。
  3. 自己適合宣言書の作成: 適合確認の結果を記載した自己適合宣言書を作成します。
  4. 届出の提出: 自己適合宣言書を総務省に提出します。
  5. 認証の取得: 総務省から技適マークの認証が発行されます。

事業者としての技適マークの取得

個人以外の事業者が技適マークを取得する場合は、次の手順に従う必要があります。

  1. 申請書類の作成: 申請書、技術書類、自己適合宣言書などの申請書類を作成します。
  2. 認定機関への申請: 認定機関に申請書類を提出します。
  3. 審査: 認定機関が申請書類を審査します。
  4. 認証の取得: 審査に合格すると、認定機関から技適マークの認証が発行されます。

専門機関への依頼

技適マークの取得手続きは複雑なため、専門機関に依頼することも選択肢です。専門機関では、申請書類の作成、審査対応、認証取得までのサポートを提供しています。

まとめ

技適マークの取得は、個人でも自作機器を使用する場合は自己認証、事業者は事業者としての認証を取得する必要があります。自己認証は比較的容易ですが、販売や譲渡を目的とする場合は、専門機関への依頼も検討することをお勧めします。