接続済みなのにインターネット接続なしと表示されるのはどういうこと？

Wi-Fiに接続しているのに「インターネット接続なし」と表示される…その原因、意外と身近なところにあります。

自宅や職場、カフェなど、Wi-Fiに接続しているのに、インターネットに繋がっていないと表示される経験はありませんか？ スマホやパソコン、タブレットなど、様々なデバイスで発生するこの現象は、原因が特定しにくく、イライラしてしまうものです。 接続済みなのにインターネット接続なしと表示されるのは、単なる一時的なトラブルから、より複雑な設定の問題まで、様々な要因が考えられます。

まず考えられるのは、パスワードの入力ミスです。 現代のWi-Fiルーターは、セキュリティのためパスワード保護が必須となっています。接続自体は成功しているにもかかわらず、パスワードが間違っている場合、ルーターはデバイスへのインターネット接続を許可しません。 パスワードを正しく入力しているか、大文字・小文字の区別がないか、ひらがなやカタカナで入力していないか、念入りに確認してみましょう。

パスワードは問題なく入力したのに、依然として「インターネット接続なし」と表示される場合は、ルーターの設定自体に問題がある可能性も考えられます。 最新のルーターは、WPA2やWPA3といった高度なセキュリティ規格を採用しているため、接続が不安定になるケースもあります。 接続設定を一度見直す必要が出てくるかもしれません。

次に確認すべき点は、ルーターの正常動作です。 ルーターが適切に動作していないと、インターネット接続が確立できない場合があります。 これは、ルーターの電源が切れている、または一時的に動作不良を起こしていることを意味します。 ルーターの電源を数分間オフにしてから再びオンにしてみましょう。 もしも、問題が解決しなければ、ルーターの再起動が必要になるかもしれません。 再起動を行う際、ルーターの電源コードをコンセントから抜いて数分間待ってから接続し直すと効果的です。

また、ネットワークの混雑も考えられます。 特に、多くのデバイスが同時にWi-Fiに接続している場合、速度が低下し、一部のデバイスがインターネットにアクセスできなくなることがあります。 多くの端末が接続している時間帯は、なるべく待つか、他の端末の接続を一時的に停止させることも有効です。

さらに、ルーターとデバイス間の物理的な障害も考えられます。 ケーブルが緩んでいる、または無線電波の届かない場所にあるなど、物理的な要因が原因である場合もあります。 ケーブルの接続を確認したり、デバイスとルーターが近い場所に配置するなどの工夫を試すことで解決するかもしれません。

これらの確認事項以外にも、プロバイダー側の障害、ファイヤウォール設定、あるいはデバイス固有の問題などが考えられます。 これらの可能性については、各プロバイダーのサポートページなどを確認してみるのも良いでしょう。 トラブルシューティングの際に、Wi-Fi接続情報（SSIDとパスワード）などをメモしておくと、サポートを受ける際やトラブル発生時の原因特定に役立ちます。

問題が解決しない場合は、プロバイダーに連絡し、専門家のサポートを受けることをお勧めします。 自分で対処できない問題を放置すると、さらなるトラブルにつながる可能性があります。 具体的な状況に合わせて適切な対処法を検討し、インターネット接続を復旧させるための努力をしましょう。