楽天モバイルの180日ルールとは？

楽天モバイルの180日ルール：無料だからこその注意点

楽天モバイルは、魅力的な料金プランで多くのユーザーを獲得しています。特に、データ使用量が少ないユーザーにとって、1GBまで無料というプランは大きなメリットです。しかし、この「無料」には落とし穴が存在します。それが、俗に言う「180日ルール」です。

楽天モバイルの180日ルールとは、180日間（約半年）に渡ってデータ通信も通話も全く利用がない場合、アカウントが停止、最悪の場合解約される可能性があるというものです。これは、利用実態のない回線を維持し続けることで発生するリソースの無駄を省き、サービスの健全な運営を維持するための措置です。

具体的には、以下の条件に全て該当した場合、180日ルールが適用される可能性があります。

• 180日間連続でデータ通信量が0GBであること
• 180日間連続で通話発信回数が0回であること
• 180日間連続でSMS（ショートメッセージサービス）の送受信が0回であること

つまり、データ通信、通話、SMSのいずれも全く利用していない状態が半年続くと、アカウントに危険信号が灯ることになります。

楽天モバイル側は、ルール適用前にメールなどで注意喚起を行いますが、メールアドレスの変更を忘れていたり、迷惑メールフォルダに振り分けられていたりすると、気づかないままアカウントが停止される可能性も否定できません。特に、サブ回線として楽天モバイルを利用している場合、うっかり利用を忘れてしまうケースも考えられます。

では、180日ルールを回避するにはどうすれば良いのでしょうか？ 非常に簡単です。180日以内に、一度でもデータ通信、通話、SMSのいずれかを利用すれば、カウントはリセットされます。

例えば、以下の方法で簡単にリセットできます。

• 数秒程度の短い通話をする
• 1KB程度のデータ通信を行う（ウェブサイトへのアクセスなど）
• 自分自身にSMSを送信する
• My楽天モバイルアプリにログインする (ログイン自体がデータ通信となるため)

これらのアクションは、ほんの少しの時間と手間で実行できます。月に一度、あるいは数ヶ月に一度、意識的にこれらのアクションを行うことで、180日ルールによるアカウント停止を未然に防ぐことができます。

また、楽天モバイルをメイン回線として利用していない場合、定期的に利用状況を確認する習慣をつけることも重要です。My楽天モバイルアプリでデータ通信量や通話履歴を確認することで、現在の利用状況を把握できます。

一見するとデメリットのように見える180日ルールですが、これは楽天モバイルが限られたリソースを有効活用し、低価格でサービスを提供し続けるための工夫の一つと言えるでしょう。ルールを正しく理解し、簡単な対策を講じることで、安心して楽天モバイルのサービスを利用し続けることができます。無料だからこその注意点、しっかりと把握しておきましょう。

さらに、長期不在などでどうしても利用できない期間が発生する場合は、楽天モバイルのカスタマーサポートに連絡し、事情を説明することも検討してみましょう。場合によっては、一時的な停止措置などの対応を取ってもらえる可能性もあります。

最後に、楽天モバイルの料金プランやサービス内容は変更される可能性があります。常に最新の情報を公式サイトで確認するようにしましょう。