IPhoneのバッテリー交換は純正かどうかどうやって確認する？

iPhoneのバッテリー交換、純正品かどうかの見分け方：バッテリー状態確認だけでは不十分？

iPhoneのバッテリー交換、できることなら純正品で安心して長く使いたいですよね。しかし、街の修理店などでは純正品ではない互換バッテリーが使われることもあります。この記事では、バッテリー交換後に「本当に純正品なのか？」を自分で確認する方法を、より詳しく、かつ多角的に解説します。

iOSのバッテリー状態確認はあくまで目安

iOS 15.2以降のiPhoneで、「設定」>「一般」>「情報」>「バッテリー」と進むと、バッテリー交換の履歴が表示されます。この表示は、純正品またはApple認定の修理プロバイダで交換された場合にのみ表示される、というのがAppleの公式見解です。

しかし、この表示がないからといって、必ずしも互換バッテリーが使われているとは限りません。 なぜなら、以下の可能性も考えられるからです。

• 古いバージョンのiOSの場合: iOS 15.2より前のバージョンではこの機能が搭載されていません。
• 非正規店で交換した場合: 一部の修理店では、バッテリー交換後にソフトウェアを操作してこの表示を消してしまうことがあります。
• 表示のバグ: 稀に、表示が正常にされないバグが発生することがあります。

つまり、iOSのバッテリー状態確認だけでは、100%純正品かどうかを判断することは難しいのです。

より確実な確認方法：外観と性能をチェック

バッテリー交換後、以下の点に注意して、バッテリーを詳細にチェックしてみましょう。

1. バッテリーの表示容量と最大容量:

   • 「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で確認できる「最大容量」が、交換前に比べて劇的に変化していないか確認しましょう。
   • 例えば、交換前が80%で、交換後が100%になったとしても、それが妥当な範囲であるか、修理店に確認することをおすすめします。
   • 非純正バッテリーの場合、表示される最大容量が実際よりも高く表示されている場合があります。

2. バッテリーの持続時間と充電速度:

   • バッテリー交換後、実際にiPhoneを使用してみて、バッテリーの減り方や充電速度が、交換前に比べてどう変化したか体感的に確認しましょう。
   • 純正バッテリーであれば、交換前に比べてバッテリーの持ちが明らかに改善されるはずです。
   • 充電速度が異常に遅い、または極端に速い場合は、非純正バッテリーの可能性があります。

3. バッテリーの外観:

   • バッテリーの型番やメーカーロゴを確認しましょう。純正バッテリーには、Appleのロゴや正規の型番が記載されています。
   • 非純正バッテリーの場合、これらの情報が曖昧だったり、そもそも記載されていなかったりすることがあります。
   • バッテリーのコネクタ部分の形状や色も、純正品と異なる場合があります。

4. 専門家への相談:

   • 上記の方法で判断がつかない場合は、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダに相談してみましょう。
   • シリアル番号などから、交換されたバッテリーが純正品かどうかを調べてもらえる場合があります。

バッテリー交換時の注意点：信頼できる業者を選ぼう

バッテリー交換を依頼する際には、以下の点に注意して、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

• Apple正規サービスプロバイダ: Appleの認定を受けた修理業者であれば、純正品を使用している可能性が高く、安心して依頼できます。
• 実績と評判: 修理業者のホームページや口コミサイトで、過去の修理実績や評判を確認しましょう。
• 保証: バッテリー交換後の保証期間や内容を確認しましょう。純正品を使用している業者であれば、十分な保証を提供しているはずです。
• 料金: あまりにも安い料金を提示している業者は、非純正品を使用している可能性があります。

まとめ

iPhoneのバッテリー交換後、純正品かどうかを確認するためには、iOSのバッテリー状態確認だけでなく、外観や性能のチェック、そして信頼できる業者選びが重要です。これらの方法を組み合わせることで、より安心してiPhoneを使い続けることができるでしょう。