IPhoneの海外版のコードは？

iPhoneの海外版を見分ける、それだけじゃない！知っておくべきiPhoneモデル判別と注意点

iPhoneを海外で購入したり、友人から譲り受けたりする際、「これって本当に国内版？海外版？」と疑問に思うことはありませんか？モデル番号の末尾の文字で判別する方法は確かに有効ですが、それだけでは見落としてしまう重要なポイントも存在します。ここでは、iPhoneのモデル判別方法をより詳しく解説し、海外版iPhoneを使用する際の注意点についても触れていきます。

モデル番号の末尾だけじゃない！より正確な判別方法

確かに、モデル番号の末尾の文字は一つの目安になります。

• 日本版: J、J/A
• アメリカ版: LL、LL/A
• カナダ版: CA
• イギリス版: B
• 香港版: ZA

しかし、モデル番号は必ずしも正確ではありません。例えば、同じ国向けモデルでも、販売時期やストレージ容量によって末尾の文字が異なる場合があります。より正確に判別するためには、以下の方法を組み合わせるのがおすすめです。

1. iPhone本体の「設定」アプリ:

   • 「設定」>「一般」>「情報」>「モデル」で確認できるモデル番号を確認します。
   • このモデル番号をAppleの公式ウェブサイトや信頼できる情報源で検索し、対応する国・地域を調べます。

2. SIMフリー版かどうか:

   • SIMフリー版は、基本的にどの国のSIMカードでも利用可能です。
   • ただし、海外版iPhoneの中にはSIMロックがかかっているものも存在します。購入前にSIMロック解除されているか確認することが重要です。

3. 対応周波数帯:

   • 各国で使用されている周波数帯は異なります。海外版iPhoneが日本の周波数帯に対応しているか確認しましょう。対応していない場合、通信速度が低下したり、最悪の場合、通信自体ができない可能性があります。

海外版iPhoneを使用する際の注意点

海外版iPhoneを使用する際には、以下の点に注意が必要です。

• 技適マーク:

  • 日本国内で電波を発する機器を使用する場合、技適マーク（技術基準適合証明マーク）の表示が義務付けられています。海外版iPhoneには技適マークがない場合があり、電波法に抵触する可能性があります。
  • ただし、一部の海外版iPhoneは、設定から地域を日本に設定することで技適マークが表示される場合があります。

• 保証:

  • Appleの保証は、原則として購入した国・地域でのみ有効です。海外で購入したiPhoneが故障した場合、日本国内で保証を受けることができない場合があります。AppleCare+に加入していても同様です。

• 電源アダプタ:

  • 海外版iPhoneに付属している電源アダプタは、日本のコンセントに対応していない場合があります。変換アダプタを使用するか、日本版の電源アダプタを別途購入する必要があります。

• 日本語対応:

  • 多くの海外版iPhoneは日本語表示に対応していますが、キーボードの配列や一部の機能が異なる場合があります。

結論

iPhoneのモデル番号の末尾の文字は、海外版かどうかを判別する一つの手段ですが、それだけに頼らず、複数の方法を組み合わせることでより正確な判別が可能です。また、海外版iPhoneを使用する際には、技適マークの有無、保証、電源アダプタなど、注意すべき点が多く存在します。購入前にしっかりと確認し、快適なiPhoneライフを送りましょう。