IPhoneの緊急SOSを解除するには？

iPhoneの緊急SOS機能：誤作動を防ぎ、安心して使うために

iPhoneの緊急SOS機能は、緊急時に迅速に助けを求めることができる非常に便利な機能です。しかし、誤って起動してしまうケースも少なくありません。ポケットの中でボタンが押されてしまったり、激しい運動中に誤操作してしまったりと、様々な状況で意図せず緊急SOSが作動することがあります。そのため、緊急SOS機能の使用方法だけでなく、誤作動時の解除方法についても理解しておくことは非常に重要です。

この記事では、iPhoneの緊急SOS機能の解除方法を、機種別に詳しく解説します。また、緊急SOS機能の設定変更や、誤作動を防ぐための予防策についてもご紹介します。単なる解除方法だけでなく、この機能を安全かつ効果的に活用するための知識を深めていきましょう。

iPhone 8以降（iPhone 8、iPhone X、iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPhone 14など）：

iPhone 8以降の機種では、緊急SOSの起動方法は、サイドボタン（電源ボタン）と音量ボタンの組み合わせです。誤って起動してしまった場合の解除方法は、基本的に緊急通報がキャンセルされた後、iPhoneが再起動するまで待ち、ロック画面が表示されたら、パスコードを入力して解除します。

しかし、緊急通報が自動的にキャンセルされない場合、あるいは、緊急連絡先に連絡がつかなかった場合は、以下の手順で操作する必要があります。

1. 緊急通報のキャンセル： 緊急通報画面が表示されている場合は、画面上の「キャンセル」ボタンをタップして通報をキャンセルします。通報が発信されたかどうかは、通話履歴を確認することで確認できます。
2. iPhoneの再起動： 緊急SOSの機能が作動すると、iPhoneは緊急通報後、自動的に再起動する場合があります。もし再起動しなかった場合は、強制的に再起動する必要があります。方法は、音量ボタンを「上げる」→「下げる」と素早く押した後、サイドボタンを押し続け、Appleロゴが表示されるまで押し続けます。
3. ロック解除： iPhoneが再起動したら、ロック画面が表示されます。パスコードを入力してiPhoneのロックを解除してください。

iPhone 7以前（iPhone 7、iPhone SE(第1世代)など）：

iPhone 7以前の機種では、緊急SOSの起動方法は、電源ボタンと音量ボタン（どちらでも可）を同時に長押しすることです。解除方法は、基本的にiPhone 8以降と同じです。緊急通報をキャンセルした後、以下の操作を行います。

1. 電源ボタンと音量ボタンを同時に長押し: Appleロゴが表示されるまで押し続けます。この操作で強制再起動が行われます。
2. ロック解除: 再起動後、ロック画面が表示されますので、パスコードを入力してロックを解除します。

緊急SOS機能の設定変更と誤作動防止策:

緊急SOS機能は非常に便利ですが、誤作動のリスクを軽減するために、以下の設定を確認することをお勧めします。

• 「緊急SOS」の設定を確認する: 設定アプリ > 緊急SOS > 「サイドボタンを押して緊急SOSを呼び出す」または「音量ボタンとサイドボタンを押して緊急SOSを呼び出す」の設定を確認し、必要に応じてオフにすることも可能です。
• 自動通報の設定を確認する: 緊急SOSを起動すると、一定時間後に自動的に緊急連絡先に連絡する機能があります。この機能も必要に応じてオフにできます。
• 保護ケースの使用: 衝撃吸収性の高い保護ケースを使用することで、誤ってボタンが押されるのを防ぐことができます。
• ポケットへの入れ方: iPhoneをポケットに入れる際は、ボタンが他の物体に当たらないように注意しましょう。

iPhoneの緊急SOS機能は命を救う可能性のある重要な機能です。しかし、誤作動による不必要な通報や混乱を防ぐために、その使用方法と解除方法、そして設定を正しく理解しておくことが重要です。この記事が、緊急SOS機能を安全かつ効果的に活用するための助けになれば幸いです。