IPhoneは何からSIMフリーになりますか？

iPhoneはいつからSIMフリーになった？ SIMロック解除の今と昔

iPhoneは、その洗練されたデザインと高度な機能で、世界中で愛用されているスマートフォンです。日本においても、長年にわたり高い人気を誇っていますが、かつては「SIMロック」という制限が存在していました。

では、iPhoneはいつからSIMフリーになったのでしょうか？ また、現在、SIMロックを気にする必要はあるのでしょうか？

公式SIMフリー版の登場はiPhone 6sから

Apple Storeや家電量販店などで販売されている、いわゆる「SIMフリー版」のiPhoneは、iPhone 6s以降のモデルから本格的に流通するようになりました。これらのiPhoneは、購入当初からSIMロックがかかっておらず、どの携帯キャリアのSIMカードでも利用することができます。海外旅行の際にも現地のSIMカードを挿入して利用できるため、非常に便利です。

キャリア版iPhoneのSIMロック問題

一方、docomo, au, SoftBankなどの日本の携帯キャリアで購入したiPhoneには、かつては「SIMロック」がかかっていました。これは、そのiPhoneで利用できるSIMカードを、購入したキャリアのものに限定する仕組みです。消費者は、特定のキャリアのサービスに縛られることになり、選択肢が狭まってしまうというデメリットがありました。

転換期：2021年10月、SIMロック原則禁止へ

消費者保護の観点から、2021年10月以降、総務省の指導により、携帯キャリアによるSIMロックは原則禁止となりました。現在、キャリアで購入するiPhoneは、原則としてSIMフリーで販売されています。これにより、消費者はより自由にキャリアを選択できるようになり、中古市場でのiPhoneの価値も向上しました。

注意すべき点：2021年9月以前のキャリア版iPhone

しかし、注意が必要なのは、2021年9月以前に日本の携帯キャリアで購入したiPhoneです。これらのiPhoneには、SIMロックがかかっている可能性があります。もしSIMロックがかかっている場合は、以下のいずれかの方法でSIMロックを解除する必要があります。

• オンラインでの手続き: 多くのキャリアでは、My docomo、My au、My SoftBankといったオンラインサービスを通じて、無料でSIMロック解除の手続きを行うことができます。
• 電話での手続き: オンラインでの手続きが難しい場合は、キャリアのカスタマーサポートに電話で問い合わせることで、SIMロック解除の手続きを行うことができます。（手数料が発生する場合があります）
• ショップでの手続き: 一部のキャリアでは、ショップに直接持ち込むことでSIMロック解除の手続きを行うことができます。（手数料が発生する場合があります）

SIMロック解除のメリット

SIMロックを解除することで、以下のメリットがあります。

• 格安SIMの利用: 格安SIMカードを挿入して、月々の通信費を大幅に節約することができます。
• 海外での利用: 海外旅行や出張の際に、現地のSIMカードを挿入して、高額なローミング料金を回避することができます。
• 買取価格の向上: SIMロックが解除されたiPhoneは、中古市場での需要が高く、買取価格も向上する傾向にあります。

まとめ

iPhoneは、iPhone 6s以降のモデルから公式SIMフリー版が登場し、2021年10月以降はキャリアによるSIMロックが原則禁止となりました。しかし、2021年9月以前にキャリアで購入したiPhoneにはSIMロックがかかっている可能性があるため、注意が必要です。もしSIMロックがかかっている場合は、忘れずにSIMロック解除の手続きを行い、iPhoneをより自由に活用しましょう。