QRコードの履歴はどこで見ることができますか?

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QRコードリーダーアプリで読み取ったコードの履歴は、「読取履歴」タブで確認できます。履歴内の項目をタップすれば内容を再表示。さらに、「絞り込み」機能でコードの種類別に履歴を絞り込むことも可能です。

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QRコード履歴の意外な落とし穴:あなたの行動が記録されている?

QRコードは、現代社会においてなくてはならない存在となりました。キャッシュレス決済、ウェブサイトへのアクセス、情報共有…あらゆる場面で、あの四角い模様を目にしない日はありません。

しかし、QRコードを読み取るたびに、「この情報はどこかに記録されているのだろうか?」と疑問に思ったことはありませんか? 確かに、多くのQRコードリーダーアプリには、読取履歴機能が搭載されています。アプリを起動し、「読取履歴」タブを開けば、過去に読み取ったQRコードの一覧を確認することができます。

しかし、注意が必要です。

この「読取履歴」機能は、あくまでアプリ内に保存された履歴に過ぎません。つまり、スマホを機種変更したり、アプリをアンインストールしたりすると、その履歴は消えてしまいます。

本当に怖いのは、QRコード自体に仕込まれたトラップです。

QRコードは、単なる情報を伝えるツールではありません。それは、ウェブサイトへのアクセスを指示したり、特定のアプリを起動させたり、特定の文字列を生成したりする「命令」を秘めているのです。

そして、その「命令」を実行した瞬間、あなたの情報が記録される可能性があるのです。

例えば、ウェブサイトへの誘導を指示するQRコードを読み込んだとしましょう。そのウェブサイトがアクセスログを記録していれば、あなたのIPアドレス、アクセス日時、使用しているブラウザなどの情報が、ウェブサイトの運営者に知られてしまいます。

さらに、個人情報収集を目的とした悪質なQRコードも存在します。これらのQRコードは、あたかも有益な情報を提供するかのように見せかけ、個人情報の入力を促します。安易に個人情報を入力してしまうと、詐欺やフィッシング詐欺の被害に遭う危険性があります。

では、私たちはどのように身を守れば良いのでしょうか?

  1. 信頼できるQRコードリーダーアプリを選ぶ: セキュリティ対策がしっかりと施された、評価の高いアプリを選びましょう。
  2. URLを確認する: QRコードを読み取った後、アクセスするウェブサイトのURLを必ず確認しましょう。不審なURLであれば、アクセスを控えるべきです。
  3. 個人情報の入力を控える: 見知らぬウェブサイトやアプリで、安易に個人情報を入力しないようにしましょう。
  4. QRコードの提供元を確認する: 信頼できる提供元から提供されたQRコードのみを読み取るようにしましょう。
  5. 怪しいQRコードは避ける: 出所不明なQRコードや、内容が不明瞭なQRコードは、絶対に読み取らないようにしましょう。

QRコードは便利なツールですが、その裏にはリスクも潜んでいます。上記のような対策を講じることで、安全にQRコードを利用し、個人情報を守ることができます。

デジタル社会を生き抜く上で、私たちは常にセキュリティ意識を持ち、賢く情報を選び取る必要があるのです。