カラコンは出国検査で引っかかりますか？

カラコン、海外旅行の際に引っかかる？ 意外と知らない持ち込みルールと注意点

近年、手軽に瞳の色を変えられるカラコンは、ファッションアイテムとして人気を博しています。しかし、海外旅行へ行く際、カラコンの持ち込みについて不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。 「高度医療機器」という特殊な性質を持つカラコンは、空港での保安検査で問題なく通過できるのか？ 手荷物と預け荷物、どちらに入れるべきなのか？ 今回は、カラコンを安全に持ち込み、スムーズな旅を実現するための情報を詳しく解説します。

結論から言うと、多くの場合、カラコンの国内線、国際線への持ち込みは問題ありません。日本国内においてカラコンは「高度医療機器」として分類されていますが、これは航空会社による持ち込み禁止品目リストに含まれていないことを意味します。つまり、保安検査で特別な手続きが必要となるわけではありません。 ただし、これはあくまでも「多くの場合」であり、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。

まず、最も重要なのは、カラコンが個人の使用範囲内であることです。大量にカラコンを持ち込む場合、商用目的とみなされ、税関で問題となる可能性があります。旅行の目的や期間を考慮し、必要な分だけ持ち込むようにしましょう。 例えば、1ヶ月分の使用量を超えるカラコンを持ち込む場合は、税関申告が必要となる可能性があります。事前に税関のホームページなどで確認し、必要であれば申告書を準備しておくと安心です。

次に、梱包方法にも注意が必要です。カラコンは繊細な製品です。特に預け荷物に入れる場合は、破損を防ぐため、緩衝材（プチプチなど）でしっかりと梱包することが重要です。 衝撃に弱いコンタクトレンズケースをそのままスーツケースに放り込むのは避けるべきです。ケースをさらにジップロックなどの袋に入れて、さらに緩衝材で包むなど、二重、三重の保護を施すことをおすすめします。 手荷物に入れる場合も、他の荷物との接触によって傷つかないよう、ポーチなどに入れて管理しましょう。

また、カラコンの種類によっては、成分に関する規制が適用される国もあります。 特に、着色料や保存剤に制限のある国へ旅行する場合は、事前にその国の規制について確認する必要があります。 渡航先の国の大使館や領事館のウェブサイト、または税関のウェブサイトなどを参照して、最新の情報を入手しましょう。

さらに、万が一、カラコンが破損した場合に備え、予備のカラコンを持参するのも良い対策です。 旅先でカラコンが破損した場合、代替品を探すのは困難な場合があります。 予備を持参することで、旅行の計画に支障をきたすリスクを軽減できます。

最後に、カラコンに関するトラブルを避けるために、購入時のレシートや説明書などを携行しておくと安心です。 万が一、税関で質問された場合に備え、購入日や製品名などの情報を提示できるよう準備しておきましょう。

以上、カラコンの海外旅行への持ち込みについて解説しました。 適切な梱包と持ち込み量、そして渡航先の規制を事前に確認することで、安心してカラコンを使用し、楽しい旅行を満喫できるはずです。 少しでも不安がある場合は、航空会社や税関に直接問い合わせることをお勧めします。 楽しい旅を計画してください。