タイの喫煙ルールは?

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タイでは、都市部を中心に禁煙エリアが拡大しています。飲食店、公共施設、交通機関はもちろん、屋外バーや市場なども全面禁煙です。違反には罰金が科せられるため、喫煙者は指定されたエリア以外での喫煙を避け、ルール遵守が求められています。罰則の厳格化により、公共の場での喫煙は著しく減少しています。
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タイの喫煙ルール:煙に巻かれる前に知っておきたい基礎知識と最新事情

タイの美しいビーチや賑やかな街を満喫する旅行、長期滞在を計画しているあなた。喫煙者の方は、現地の喫煙ルールを事前に把握しておくことが大切です。近年、タイでは健康増進と環境保護を目的とした禁煙エリアの拡大が進み、以前とは状況が大きく変わっています。うっかり違反すると高額な罰金が科せられる可能性もあるため、この記事でタイの喫煙ルールを詳しく解説します。

タイでは、2017年に改正されたタバコ規制法により、公共の場での喫煙が厳しく制限されています。飲食店、ショッピングモール、ホテル、オフィスビルなどの屋内はもちろん、多くの屋外エリアも禁煙となっています。具体的には、以下のような場所が禁煙区域に指定されています。

  • 飲食店(屋内外問わず):レストラン、カフェ、バー、屋台など。一部の店舗では、指定された喫煙エリアが設けられている場合もありますが、近年は完全禁煙の店舗が増えています。
  • 公共交通機関:空港、駅、バス、電車、タクシーなど。電子タバコも使用禁止です。
  • 公共施設:病院、学校、公園、図書館、美術館、寺院など。子供たちの健康を守るため、特に学校周辺は厳しく取り締まられています。
  • ビーチや公園:パタヤビーチ、プーケットのパトンビーチなど、人気のビーチを含む多くのビーチが禁煙となっています。公園も同様に、指定された喫煙エリア以外での喫煙は禁止です。
  • 市場や屋台街:観光客で賑わう市場や屋台街でも禁煙となっている場所が増えています。屋台の密集地帯では火災の危険性もあるため、特に注意が必要です。
  • ホテル:多くのホテルでは、客室を含め館内全体が禁煙となっています。喫煙可能な客室を用意しているホテルもありますが、予約時に確認が必要です。バルコニーでの喫煙も禁止されている場合があるので、注意しましょう。

これらの禁煙区域で喫煙した場合、最高2,000バーツ(約7,000円)の罰金が科せられます。さらに、タバコのポイ捨てにも罰金が設定されており、環境美化への意識も高まっています。

近年、タイ政府は喫煙対策に力を入れており、罰則の厳格化だけでなく、タバコの価格引き上げやパッケージへの警告表示の強化など、様々な施策を講じています。これらの取り組みによって、公共の場での喫煙は減少傾向にありますが、依然として違反者も存在します。旅行者であっても例外なく罰則の対象となるため、ルールを遵守し、マナーを守ることが重要です。

喫煙者の方は、禁煙区域外であっても、周囲に人がいる場合は配慮が必要です。特に、子供や妊婦の近くでの喫煙は控えましょう。また、灰皿がない場所にタバコの吸殻を捨てないよう、携帯灰皿の持参をおすすめします。

タイ旅行を心から楽しむためにも、喫煙ルールをしっかりと理解し、適切な行動を心がげましょう。美しい自然と文化に触れ、素敵な思い出を作ってください。そして、この機会に禁煙に挑戦してみるのも良いかもしれません。タイの禁煙サポートは充実しており、旅行中に禁煙を始めるきっかけとなるかもしれません。